今日は映画「大統領のケーキ」を観に行ってきました。
この作品は、普段利用しているイオンシネマでは上映されておらず、
久しぶりに新宿ピカデリーまで遠征です。
新宿へ来るのも久しぶりだったせいか、上映前からちょっとしたハプニングがありました。
上映前からちょっとしたドタバタ
いつもの思い込みで、映画館は「テアトル新宿」だったはず……と歩いて行くと、
何か様子がおかしい。
「あれ?上映作品がない。」
そこでようやく気付きました。
目的地は新宿ピカデリーだったのです。
慌てて引き返し、少し早足でピカデリーへ向かいます。
なんとか上映開始には間に合い、無事に席へ着くことはできたものの、
館内へ入った頃には汗が噴き出してしまいました。
映画を見る前からちょっとした運動になってしまいました。

タイトルから想像していた内容とはまったく違った
「大統領のケーキ」というタイトルを見た時は、大統領に届けるための特別なケーキを作る、
どこか心温まる物語なのかなと思っていました。
ところが、実際はまったく違う内容でした。
舞台はフセイン政権下のイラク。
戦争と貧困の中で暮らす人々、とりわけ子どもたちの日常が、とてもリアルに描かれています。
主人公は少女ラミア。
学校で行われたくじ引きで、大統領の誕生日を祝うためのケーキを作る担当に選ばれてしまいます。
しかし、ラミアは祖母と二人で暮らす貧しい家庭。
食べていくことさえ大変な生活の中で、ケーキを作る余裕などあるはずがありません。
それでも何とかしなければならず、祖母と一緒に街へ出て、知恵を絞りながら材料集めに奔走します。
戦時下だからこその厳しい現実
映画の中で描かれる街の様子は、とても重苦しい雰囲気でした。
戦争という極限状態では仕方がないのかもしれませんが、誰もが自分の生活で精一杯。
困っている人を助ける余裕はなく、少し気を抜けば騙されてしまうような世界です。
子どもであっても容赦なく現実に向き合わなければならない姿は、とても胸が痛みました。
そんな中で唯一心が救われたのが、一人の郵便配達員でした。
見返りを求めることなくラミアに優しく接する姿は、この映画の中では数少ない温かい存在だったように思います。
暗く厳しい物語だからこそ、その優しさがより印象的に感じられました。
日本もかつては同じだったのかもしれない
映画を見ながら、日本も戦中や戦後はきっと似たような状況だったのではないか、と考えました。
物資が不足し、毎日の生活だけで精一杯。
他人を思いやる余裕さえ持てない時代が実際にあったのでしょう。
現在の日本では、こうして映画を観て、そのあとカフェでランチを楽しめる日常があります。
そんな当たり前だと思っている生活が、実はとても恵まれていることなのだと改めて感じさせられました。
イラクも、いつの日か現在の日本のように平和で安心して暮らせる国になる日が来るのだろうか。
そんなことを自然と考えさせられる、胸を締め付けられる作品でした。
派手な演出や大きな事件が続く映画ではありませんが、静かに心へ残る一本だったと思います。
映画のあとは「コトカフェ」でランチ
少し気持ちは重くなってしまいましたが、せっかく久しぶりに新宿まで来たので、そのまま帰るのはもったいない。
気分転換も兼ねて、花園神社近くにあるコトカフェでランチをいただくことにしました。



注文したのはランチメニューの「アボカドとサーモンのチリマヨ丼」。
さらにデザートとしてアフォガードも付けて、料金は二千円弱でした。


アボカドとサーモンの相性はもちろん抜群ですが、特製のわさび醤油ドレッシングがほどよいアクセントになっていて、とてもおいしくいただきました。
食後のアフォガードも甘さとエスプレッソのほろ苦さが絶妙で、映画で少し沈んだ気持ちを優しくリセットしてくれるようでした。
まとめ
「大統領のケーキ」は、タイトルから受ける印象とはまったく異なる作品でした。
戦時下で暮らす少女の目線を通して、人々の暮らしや貧困、そして小さな希望が静かに描かれています。
特に一人で手漕ぎのカヌーを使って学校に通う子供たちの力強さは印象的でした。
決して明るい映画ではありませんが、平和な日常のありがたさや、人の優しさの大切さを改めて考えさせてくれる一本でした。
映画を観たあとの新宿散策と、おしゃれなカフェでのランチまで含めて、とても印象に残る一日になりました。
