秩父三十四所めぐり3日目|童子堂から久昌寺 4ヶ所の御朱印

特別散華 御朱印

今日は秩父三十四所めぐりの3日目です。
今回訪れるのは、22番札所の童子堂から25番札所の久昌寺までの4か所。
前回は出発時間が少し遅くなり、秩父に着くまでの渋滞などもあって、
予定していたところをすべて回ることができませんでした。
その反省を生かして、今回は出発時間を1時間前倒しして朝6時に出発することにしました。
果たして今回は予定通りに回ることができるのでしょうか。

朝6時に自宅を出発。
今回は圏央道から関越道に入り、花園ICまで高速道路を使います。
花園ICで高速を降りたあとは、秩父鉄道沿いを走る国道140号線を進んで秩父方面へ。

前回は途中で渋滞につかまったりして、なかなか思うように進みませんでしたが、
今回は幸いにも渋滞らしい渋滞もなく、すんなりと秩父までたどり着くことができました。
「やっぱり早く出るに限るな」と思いながら走ります。
ただ、厚木周辺では曇っていた空が、秩父に近づくにつれて少し怪しい雰囲気に。
そして秩父に入るころには、弱い霧雨が降り始めました。
傘を差すほどではありません。

バイクで走る分にはそれほど問題ない程度なのですが、こういう「降っているのか、降っていないのか」という微妙な雨が一番嫌な感じです。
まあ、前回のような暑さの中を走るよりは、涼しくていいとも言えますが……。
「できれば、このまま止んでくれないかな~」
そんなことを考えながら、本日の最初の目的地へ向かいます。


本日のスタートは、札所ではなく秩父神社です。
実は前回の秩父三十四所めぐりの最後に、時間があれば立ち寄ろうと思っていました。
ところが、その日は暑さと疲れで、最後にはすっかり余裕がなくなってしまい、結局スキップ。
そこで今回は、最初に秩父神社へ立ち寄ることにしました。

「秩父神社」の本殿
「秩父神社」の山門
「秩父神社」
「秩父神社」の御朱印

秩父神社は、秩父地方を代表する歴史ある神社で、秩父三社の一つに数えられています。
現在の社殿は徳川家康の寄進によって造営されたものだそうで、色鮮やかな彫刻が施されています。
境内を歩いていると、なんとなく日光の東照宮を思わせるような華やかさがあります。
それもそのはず。
社殿には、日光東照宮の「眠り猫」で知られる左甚五郎作と伝えられる彫刻が施されています。
こういう彫刻を見ると、昔の職人さんはすごいなと思います。
細かなところまで丁寧に作り込まれていて、しばらく眺めていても飽きません。

子宝・子育ての虎
なぎの龍

境内をしばらく散策したあと、御朱印をいただきます。
さて、ここからいよいよ本日の札所めぐり開始です。
……それにしても、雨、やまないかな~。


秩父神社からバイクを走らせ、最初の札所へ。

「永福寺」の本堂
「永福寺」の板絵
「永福寺」の御朱印

22番札所・童子堂に到着しました。
正式名称は永福寺ですが、「童子堂」という名前で親しまれているお寺です。
まず目に入るのが、少し小ぶりな仁王門。
門の中には仁王像が祀られています。
仁王像というと、普通は筋骨隆々で、いかにも「悪いものは通さんぞ!」という
猛々しい表情をしているものが多いのですが、ここの仁王像はちょっと違います。
どことなくとぼけた感じというか、愛嬌のある表情をしています。
怖いというより、なんだか親しみを感じる仁王様です。
こういう仁王像もいいですね。

「永福寺」の仁王門
「永福寺」の仁王像
「永福寺」の仁王像ユーモラスなお顔

本堂はそれほど大きくありませんが、欄間や扉、長押などには見事な彫刻が施されています。
現在はだいぶ色褪せていますが、よく見るとところどころに色が残っていて、
かつてはかなり鮮やかな姿だったことが想像できます。
小さなお寺ですが、じっくり見てみると見どころの多い札所でした。

「永福寺」の本堂の彫刻
「永福寺」の六地蔵

続いて向かったのは、23番札所・音楽寺です。
「音楽寺」という、札所としてはちょっと珍しい名前のお寺です。
その名前にあやかって、音楽関係者がヒット祈願などで訪れることも多いそうです。
ミュージシャンや歌手などが訪れるお寺ということで、ちょっと普通のお寺とは
違った雰囲気があります。

「音楽寺」の本堂
「音楽寺」への階段

また、このお寺は秩父事件の舞台となった場所としても知られているそうで、
音楽だけでなく歴史的にも興味深い場所です。

境内へは少し階段を登っていきます。
高台にあるので、天気が良ければ秩父の街並みを眺めることができそうです。
……が、今日はあいにくの雨。
景色を楽しむにはちょっと残念な天気です。

境内には、先ほどの童子堂にもあった同じような六地蔵が並んでいました。
6体のお地蔵さんが並んでいる姿は、なんとも可愛らしいものです。

「音楽寺」の六地蔵

そして音楽寺といえば、もう一つ気になるのが梵鐘「むさしの鐘」
美しい音色で知られているそうです。
せっかく音楽寺まで来たのですから、鐘の音を聞いてみればよかったかな……。
あとになって、ちょっと後悔しました。

梵鐘「むさしの鐘」
「音楽寺」の板絵
「音楽寺」の御朱印

次は24番札所・法泉寺です。
音楽寺から法泉寺までは、少し回り道をして、秩父ミューズパーク沿いの道を走ります。
緑の中を走る気持ちの良さそうな道なのですが、今日の天気は雨。
晴れていれば、かなり気持ちよく走れそうです。
「天気のいい日にもう一度走ってみたいな」
などと思いながら法泉寺へ。

「宝泉寺」
「宝泉寺」の板絵
「宝泉寺」の御朱印

そして、ここで待っていたのが116段の階段です。
先ほどの音楽寺より、かなり長い。
とはいえ、これくらいの階段なら大丈夫です。
……まあ、実際には登り終わるころには、それなりに息が切れていましたが(笑)。

階段を登ったところからは、秩父の町を見下ろすことができます。
ちょっと見晴らしのいい場所で、しばらく立ち止まって息を整えます。

116段の階段(上り)
116段の階段(下り)

そしてふと振り返って本堂の方を見ると、目に飛び込んできたのが**「龍泉層塔」**です。
木肌に無数の大きなコブがあり、黄色が鮮やかな楓の木を使って作られています。
そして木の最上部には、小さな金色の龍の立体彫刻が飾られています。
2020年に寄贈されたものということで、まだ比較的新しいもののようです。
これから何十年、何百年と時間が経ったら、
「昔、こんなものが寄贈されていたんだ」
と後世の人たちが見ることになるのでしょうか。
もしかしたら、何百年後には「国宝」とかになっていたりして……。
そんなことを考えながら境内を後にします。

「宝泉寺」の本殿
ここにも六地蔵
「龍泉層塔」

本日最後の札所は、25番札所・久昌寺です。
ここへ向かう途中で、またしてもやってしまいました。
迷子です。
ナビの電波が途切れ途切れになり、現在地がどうも怪しい。
音声案内はこのままで良さそうなことを言っているのですが、
進んでいる方向が本当に合っているのか不安になります。
そこで、ちょっと脇道に入って停車し、ナビを確認し直します。

脇道に入ったるとバイクの向きが変わってしまうので、
「えーっと……こっちはどっちだ?」となります。
毎度のことながら、我ながら何をやっているんだか(笑)。
結局、今回は最初にナビが案内していた方向で合っていたようです。
音声案内を信じて、そのまま進めばよかった。
そんなわけで、少し時間をロスしながらも無事に久昌寺へ到着しました。

「久昌寺」の本堂
「久昌寺」の板絵
「久昌寺」の御朱印

久昌寺は、**「御池(みいけ)の観音様」**として知られているお寺です。
境内には弁天池があり、その奥にはハスの池があります。
ちょうどハスの季節は過ぎてしまっていましたが、それでも池を見てみると、
ぽつりぽつりと綺麗なピンク色のハスの花が咲いていました。
今年はあまりたくさん咲かなかったそうですが、それでも残っていた花を見ることができたのは
ちょっと得した気分です。
やはりハスの花は池の風景によく似合います。

弁天池
ハスの花
ハスの花

こちらにも仁王門があります。
童子堂ではちょっとユーモラスな仁王様でしたが、久昌寺の仁王像はというと……
こちらはちゃんと(?)猛々しく凛々しいお姿
「仁王様はやっぱりこうでなくちゃ」などと勝手に安心してしまいます。

仁王門
阿形
吽形

本堂にもなかなか見事な彫刻が施されていて、こちらも見応えがあります。

また、久昌寺には閻魔大王の手形が納められているという伝説があり、
そのことから「御手判寺」とも呼ばれているそうです。
こうした由来を知りながら札所を巡ると、単に御朱印をいただくだけではなく、
それぞれのお寺に違った歴史や物語があることが分かって面白いですね。
これで本日の札所めぐりは終了です。


久昌寺を出ると、時刻は11時30分。
雨はまだしとしと降り続いています。

そして、ここまで来たらそろそろお昼ご飯。
久昌寺の近くで目についたお蕎麦屋さん、**「弁天茶屋」**に入ることにしました。

「弁天茶屋」の外観
「弁天茶屋」店内の風景

秩父巡りでは、まだ秩父のお蕎麦を食べていません。
ということで、今日は最初から「お昼はお蕎麦」と決めていました。
注文したのは、ざるそばにキノコの炊き込みご飯、天ぷらが付いた**「上そば定食」**。

「弁天茶屋」の上そば定食

お蕎麦は甘皮が入っているため、少し濃い色をした田舎蕎麦です。
見た目からして、いかにも美味しそう。
食べてみると、しっかりと蕎麦の風味を感じることができます。
秩父のおいしい水が、この蕎麦の美味しさを引き立てているのでしょうか。
冷たいざるそばをいただきながら、
「やっぱり秩父に来たら蕎麦だな」と満足。

雨の中を走ってきたこともあり、温かい店内で食べる昼食は、いつも以上に美味しく感じました。


さて、昼食を終えて外に出ると、雨はまだ降っています。
そして、空を見る限り、このあと本格的に降ってきそうな雰囲気です。

今回は朝早く出発したので、まだ時間的には余裕があります。
もう少し先まで行けないこともありません。
ただ、無理をして雨の中を走る必要もありません。
ということで、

今日はここまで。
22番から25番まで、4か所を参拝して帰ることにしました。
もともとは今回を含めて、4回で秩父三十四所を結願する予定でした。
ところが今回は4か所だけ。予定よりだいぶゆっくりになってしまいました。
まあ、急ぐ旅でもありません。

午年総開帳は11月末までなので、のんびり行きましょう。

ということで、残りは9箇所は、26番~30番札所と31番~34番札所
の2回に分けることにしました。
これで、あと2回秩父へ来る楽しみができたと思えば、それはそれでいいでしょう。


秩父を下り始めると、あれだけ降っていた雨がだんだん弱くなり、やがて止んできました。
まだ時間も早いので、帰りは高速道路を使わず、下道でのんびり帰ることにします。
朝とは違って、帰り道は少しずつ天気も回復。
厚木に近づくころには太陽まで顔をのぞかせてきました。
そして、太陽が出るとやっぱり暑い。
「さっきまで雨だったのに……」
と思いながら走ります。
結局、午後3時半ごろという早い時間に無事に自宅へ到着しました。


ところが、今回のツーリングには最後にちょっとしたオチがありました。
町田付近を走っているとき、右膝あたりに何かがポトッと落ちてきたような感覚がありました。
「何だろう?」と思って確認してみましたが、特に異常はありません。
そのまま走り続けます。

しばらくしてからハンドル周りから、「カタカタ……」
というか、何かが微かに擦れるような音が聞こえてきました。
気になって確認してみると……
なんと、ハンドルに取り付けていたマウントバーの片側のネジが外れて、バーが動いています。
「あっ!」
先ほど右膝に落ちてきたもの。
どうやら、あれが外れたネジだったようです。
幸い、マウントバーが完全に外れてしまったわけではなく、大きなトラブルにはなりませんでした。
そのまま何とか自宅まで戻り、バイクを置いたあと、近所のホームセンターへ。
合いそうなネジを探して購入します。
ネジ1本、200円。
無事に元通りに取り付けることができました。

ツーリング中にマウントバーが完全に外れてしまったり、何かを落としてしまったりしていたら
大変なことになっていたかもしれません。
そう考えると、
ネジ1本200円で済んで本当によかった。
バイクは走行前に一通り確認しているつもりですが、こういうこともあるんですね。
今後はネジ類ももう少し気にしておこうと思います。


秩父34所めぐり3日目のルート
  • 巡拝札所:22番~25番(4か所)
  • 走行距離:約245km

朝早く出発したこともあり、渋滞に巻き込まれることもなく、比較的スムーズな一日でした。
天気が雨だったのはちょっと残念でしたが、暑さが厳しくなかったのは逆によかったかもしれません。

今回で22番から25番までを参拝。残すところは、26番~34番の9札所です。
最初は4回で結願する予定だったのですが、結果的には5回となりそうです。
でも、これくらいのんびりした方が、途中のお寺や景色を楽しみながら巡ることができます。
せっかくバイクで秩父まで来ているので、札所だけを急いで回るよりも、
途中で寄り道したり、気になる場所に立ち寄ったりするのも楽しみの一つです。

午年総開帳は11月末まで。

まだ時間はありますので、焦らずゆっくりと結願を目指したいと思います。
そして、西国三十三所めぐりの方も、年内にもう1回くらい行けたらいいかなと思っています。
こうして次のツーリングの予定を考えている時間も、FIRA生活の楽しみの一つなのかもしれません。
次回はいよいよ26番から。
今度はどんな道を走り、どんなお寺に出会えるのか。
そして、今度こそ迷子にならずにたどり着けるのか(笑)。
次回も楽しみながら巡っていきたいと思います。
雨の中の札所めぐりとなりましたが、4か所を無事に参拝。

最後にはマウントバーのネジが外れるというちょっとしたトラブルもありましたが、
大事には至らず一安心。

次回は26番~30番札所を目指します。


項目詳細金額
御朱印秩父神社500
御朱印童子堂 札所22番500
御朱印音楽寺 札所23番500
御朱印法泉寺 札所24番500
御朱印久昌寺 札所25番500
食事(弁天茶屋)上そば定食1,590
ETC(厚木→花園)圏央道1,660
ガソリン宇佐美1,617
合計7,367

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