坂東三十三観音めぐり13日目・14日目(2025年6月16日〜17日)です。
前回の11・12日目(群馬・埼玉)に続き、今回は栃木県へ。
2泊3日の旅の1日目・2日目で、
第17番札所の満願寺、第19番札所の大谷寺、第18番札所の中禅寺(立木観音)を参拝してきました。
あわせて「日本応援ツーリング」の観光応援ポイントにも立ち寄りながら、
大谷資料館、日光東照宮、華厳ノ滝など、栃木の見どころもたっぷり巡っています。
今回お参りした札所
| 札所 | 寺名 | 場所 | 参拝した日 |
|---|---|---|---|
| 17番 | 出流山 満願寺 | 栃木県栃木市出流町 | 1日目(6月16日) |
| 19番 | 天開山 大谷寺(大谷観音) | 栃木県宇都宮市大谷町 | 1日目(6月16日) |
| 18番 | 日光山 中禅寺(立木観音) | 栃木県日光市中禅寺(中禅寺湖畔) | 2日目(6月17日) |
17番と19番は宇都宮周辺、18番は日光・中禅寺湖畔にあります。
宇都宮に1泊して2日に分けると、無理なく回れるルートでした。
1日目(6月16日) 行田タワー・満願寺・大谷寺

行田タワー|日本応援ツーリングの観光応援ポイントへ
この日はまず、日本応援ツーリングの観光応援ポイントとなっている「行田タワー」へ向かいました。
高速道路での長距離移動にもだいぶ慣れてきて、80〜90km/hの巡航で走る先行車に自然とついていくような、ゆとりあるツーリングスタイルが心地よく感じられるようになってきました。
ルートは厚木ICから圏央道を走り、桶川加納ICで降りたあとは一般道へ。
遠くに目をやると、高さ約60mの行田タワーが徐々に姿を現し、近づくにつれてその存在感に圧倒されました。
…が、残念ながら訪れた日は定休日でタワーには登れず。
7月後半には上から田んぼアートが一望できるそうなので、また改めて訪れたいスポットになりました。
気を取り直して隣接する古代蓮池を散策し、日本応援ツーリングの観光応援地点として登録を済ませ、次の目的地へと向かいます。


満願寺(坂東三十三観音 第17番)|出流山の静寂に包まれて
次に向かったのは、第17番札所の「満願寺」。
東北道・羽生ICから栃木ICまで北上し、そこから県道32号・202号を通って出流山へ。
出流山に入ると、周囲には石灰岩の採掘場が点在しており、大型のダンプカーとすれ違いながらの走行となりました。
白い粉がうっすらと路面を覆い、岩の匂いと共に非日常感を演出してくれます。
途中、巨大な採掘用トンネルの前を通りかかると、まるで冷蔵庫のような冷気がバイク越しに伝わってきて、「こういう感覚こそがバイク旅の醍醐味だな」と実感。
満願寺は、彫刻が細やかな山門をくぐると、凛とした空気に包まれた山寺。
ここには「仏足跡(ぶっそくせき)」があり、近畿三十六不動の御浄砂が納められているとのことで、しっかりと手を合わせてお祈りしてきました。







Punto 大谷町食堂|おしゃれなGSリノベレストランで昼食
満願寺から大谷寺へ向かう途中、ちょうどお昼どきに差しかかったので、地元で人気のイタリアン「Punto 大谷町食堂」でランチをいただきました。
ここは元ガソリンスタンドを改装したスタイリッシュなお店。
パスタに前菜、デザート、コーヒーまで付いたBランチはボリューム満点で、30分ほど待った甲斐のある味わいでした。
店内に飾られていたマスターの似顔絵がご本人そっくりで、思わずクスッと笑ってしまいました。






大谷寺(坂東三十三観音 第19番)|崖の洞窟に佇む神秘の観音
午後は、宇都宮市にある第19番札所「大谷寺」へ。
バイクは旧大谷公会堂(現・大谷コネクト)の駐車場に停め、そこから徒歩で巡ります。
まずは高さ27mの【平和観音】へ。戦没者の慰霊と世界平和を祈って建てられた観音像で、胸元の高さには展望台が設けられており、近隣の大谷石採石場を一望できます。
そこから崖下に佇む【大谷寺】へ。
この寺は、弘法大師が毒蛇を退治したという伝説が残る洞窟に本尊を安置しており、光り輝く千手観音像が彫られていたのが由来とのこと。
堂内では、千手観音をはじめ釈迦三尊・薬師三尊・阿弥陀三尊といった10体の石仏を間近に拝むことができました。






大谷資料館|地下空間に広がる石の世界
すぐ近くにある【大谷資料館】にも立ち寄ります。
ここは大谷石の採掘跡を公開した施設で、広さ約2万㎡、深さ30mという地下空間はまるでダンジョンのよう。
照明を使った演出も幻想的で、特に赤や青のライトに照らされた空間はアートのように美しく、自然と歴史、人の営みを感じさせてくれる場所でした。
音楽ライブやアート展示などにも使われており、テレビやCM、MVなどでも登場しているので、見覚えのある方もいるかもしれません。






宇都宮で一泊|餃子&レモン牛乳で締めのご当地グルメ
観光と参拝を終えた後は、宇都宮市内にあるADDressの拠点にチェックイン。
この日はキッチン付きの広めの2ベッドルームで、ゆっくり休める環境が整っていました。
ひと息ついた後は、近くを走る宇都宮LRTで宇都宮駅方面へ。
夕食は、駅近くの「宇都宮みんみん 宮みらい店」で名物の餃子をいただきました。
名物の「ヤキ・アゲ・スイ」セット(焼き餃子・揚げ餃子・水餃子)はそれぞれ違った食感が楽しめ、水餃子には自分で味付けするスタイルにちょっと戸惑いつつも、テーブル調味料でオリジナルの味に挑戦。
個人的には焼き餃子が一番のお気に入りでした。
帰り道、コンビニで宇都宮名物「レモン牛乳」を発見。
ほんのり甘くて、ほのかにレモンの香りが漂う不思議な味わい。ツーリングで疲れた体に、優しいご褒美となりました。



本日の走行距離:230km
1日目の費用:7,120円
| 項目 | 詳細 | 金額 |
| 食事(Punto 大谷町食堂) | Bランチ | 1,850 |
| 入場料 | 大谷資料館 | 800 |
| 御朱印+拝観料 | 大谷観音 | 1,000 |
| 御朱印 | 出流山満願寺 | 500 |
| ETC(圏央道) | 厚木→桶川加納 | 2,080 |
| ETC(東北道) | 羽生→栃木 | 890 |
| 合計 | 7,120 |
2日目(6月17日) 安住神社・日光・中禅寺

安住神社と山あげ会館(観光応援ポイント)
朝はやや早めの時間に出発。ちょうど通勤時間帯に差しかかることもあり多少の混雑を
覚悟していましたが、想像以上にスムーズに走れました。
しばらくして道沿いに「バイク神社」という看板を発見し、気になって立ち寄ってみると、
そこには安住神社がありました。二輪車の安全を祈願するライダーの間では有名な場所のようで、
思いがけずバイク神社に参拝することができました。
まだ朝早い時間帯だったため静かな境内で、出発前の良い気持ちのリセットにもなりました。神社を後にし、目的地の山あげ会館に向かいます。
「日本応援ツーリング」観光応援ポイントの山あげ会館は、那須烏山の市街地にあります。
このあたりに来るのは初めてでしたが、会館までの道中にはちょっとした山道もあり、
程よいワインディングを楽しみながら走ることができました。
山あげ会館は、地元の伝統行事「山あげ祭」で使用される屋台などが展示されている施設です。
到着した時間が開館前で中には入れませんでしたが、建物の前でスポット登録を済ませ、
中禅寺湖を目指します。
その道すがら、「どうくつ酒蔵」の看板を見かけました。
ちょっと調べてみると、山あげ会館の近くにあった島崎酒造という老舗酒屋の酒蔵のようです。
今回はスルーしましたが、「洞窟で熟成する日本酒」という響きに惹かれ、
一度立ち寄ってみたいと思います。


日光へ、いろは坂と明智平ロープウェイ
那須烏山から宇都宮市街を抜け、昨日参拝した大谷寺の前を再び通過し、
徳次郎ICから日光宇都宮道路に入り、日光へと北上します。
途中の緑豊かな山あいの高速は、走っているだけでも気分がよくなる景色が広がり、
ツーリング中の心地よい時間を演出してくれます。
終点の清滝ICを降りた後は、いよいよいろは坂に入っていきます。
この坂道は「渋滞の名所」として知られていますが、この日は幸いにも車の量が少なく、
綺麗な道路で快適なワインディングを楽しめました。
途中、観光名所の明智平ロープウェイに立ち寄り、山頂へ向かいました。
ロープウェイからの景色もさることながら、展望台から見下ろす
中禅寺湖と華厳ノ滝の大パノラマには言葉を失うほどの絶景でした。


坂東三十三観音 第18番札所【中禅寺(立木観音)】
そのままいろは坂を下り、目の前に広がる中禅寺湖へ。湖畔に近づくと大きな鳥居が現れ、
「立木観音入り口」の交差点を曲がって本日の札所である中禅寺に向かいます。
ここは、日光開山の祖である勝道上人が湖上に千手観音を感得し、その姿を桂の立木に刻んだ
とされる由緒あるお寺です。
観音堂には、桂の木に彫られた「十一面千手観世音菩薩」が祀られ、深い歴史を感じさせます。
観音堂の裏手にある五大堂からは、男体山がくっきりと浮かび上がり、青空とのコントラストに
しばし見惚れました。静寂と雄大さが同居する場所でした。
朱色のお寺も緑にマッチしてとても美しかったです。



華厳ノ滝で自然の迫力に圧倒
参拝を終えた後は、近くにある華厳ノ滝へ。
小中学校の頃に訪れた記憶があるような、ないような…。
しかし実際に足を運ぶと、そのスケール感にただただ圧倒されました。
エレベーターで100m地下に降り、トンネルを抜けると、目の前に広がるのは落差97mから
勢いよく流れ落ちる滝。
飛沫が肌にかかり、ひんやりとした空気の中で自然の力強さを全身で感じることができました。
またエレベーターには小学生が楽しそうに列をつくっていました。
子供の頃あんな感じで楽しんでいたのかと、ふと懐かしくなりました。
ランチは日光名物「油源」の湯葉チラシ
お昼は日光名物の湯葉料理をいただくことに。
訪れたのは「油源」というお店で、名物の湯葉チラシを注文。
酢飯の上に丁寧に敷き詰められた湯葉が、口の中でふんわりとほどけ、優しい味わいが広がります。
観光地のごはんとは思えない繊細な美味しさでした。


日光東照宮と「武者ガンダム」奉納!?
お昼の「油源」から大谷川を渡り東照宮に向かいます。
ちなみに東照宮付近はバイク停められる駐車場が限られているようです。
事前に調べていた駐車場では停めることができず、そこで教えて頂いた駐車場も見つけられなかった
ので、少しもどって「小杉放菴記念日光美術館」の駐車場に停めさせていただきました。
ここからだと「神橋」にも近く怪我の光明といったところでしょうか。
まずは輪王寺でお参りをして大護摩堂で綺麗な切り絵の御朱印をいただきました。
輪王寺から東照宮の表参道へ抜け、相輪橖を眺めながら一の鳥居を潜ります。
左手に五重塔があり、今日は塔の心柱を公開していたので見学することができました。
心柱は屋根から吊るされているだけで、地上からは10cm程度浮いているのがわかります。
これが免震対策になっていて、スカイツリーにも応用されているとのことで
改めて人間の知恵に感心です。



表門をくぐると神厩舎があり、ここには有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿
の彫刻があります。人間の一生を風刺しているということで、いろいろ思わざるを得ませんでした。


そこを過ぎるとかの陽明門が目に入ります。昔見たときに比べ白が鮮やかになった印象があり、
金色の彫刻とのコントラストに目を奪われます。
こんなに鮮やかだったんだと記憶を塗り替えておきます。


陽明門を抜けると神輿舎があり、家康、秀吉、頼朝の神輿が安置されていました。
家康の神輿前に小さなロボットのようなものがありなんだろうと思っていたら
回廊内にある唐門の裏あたりに説明がありました。
なんと「MG 武者ガンダムMk-II 徳川家康 南蛮胴具足Ver.」というガンプラが奉納されていたようです。(25年1月に販売し、すでに完売だそうです。)
御本社を参拝し、眠り猫を潜り奧宮までのぼります。息も絶え絶えでなんとか上り切りました。
確かここにきた記憶も微かにありますので、おそらく以前にも
来たことがあるはずですが、これほど大変だった記憶はありません。
やはり年をとった(太った?)ということでしょうか。



二荒山神社と最後の力を振り絞って
この日は気温が30度をこえたうえ、階段の上り下りで汗びっしょりです。
もう帰ろうかと体はギブアップしているのですが
せっかくだからと嫌がる体を引き連れて二荒山神社にも参拝しました。
なんとか御朱印だけはいただけましたが、今度はもっと時間をとって訪れたい所になりました。


今日の走行距離は約230km
参拝と観光を終え、日光から高速道路を使って那須黒磯の宿へ向かいます。
ADDressで契約している宿はカフェの2階にある、おしゃれで静かな滞在施設。
疲れを癒やすにはぴったりの場所でした。
夕食には、Googleでチェックしていたお肉屋さんに足を運んでみたのですが…まさかの貸切でした。
1kmほど歩いた末の落胆に、結局コンビニご飯で締めることに。
それでも歩き疲れていた体には、休息が何よりのごちそうです。外はポツリポツリと雨も降り始め、
まるで「今日はもう休みなさい」と言われているようでした。
明日は2泊3日の最終日です。雨の心配はなさそうですが、あまり暑くないといいかなと思います。


2日目の費用:11,311円
| 項目 | 詳細 | 金額 |
| 食事(油源) | 湯葉チラシ | 1,850 |
| ロープウェイ | 明智平 | 1,000 |
| エレベータ | 華厳の滝 | 600 |
| 御朱印+拝観料 | 立木観音 | 1,000 |
| 御朱印+拝観料 | 日光東照宮 | 2,100 |
| 御朱印 | 日光山輪王寺 | 500 |
| 御朱印 | 日光二荒山神社 | 500 |
| ETC(日光宇都宮道路) | 徳次郎→清滝 | 470 |
| ETC(日光宇都宮道路) | 日光→宇都宮 | 420 |
| ETC(東北道) | 宇都宮→黒磯板室 | 1,080 |
| ガソリン | COSMO | 792 |
| ガソリン | ENEOS(日光市) | 999 |
| 合計 | 11,311 |
今回のまとめ
- 巡拝札所:17番 満願寺、19番 大谷寺、18番 中禅寺(立木観音)
- そのほかの御朱印:日光山輪王寺、日光東照宮、日光二荒山神社
- 観光応援ポイント:行田タワー、山あげ会館
- 宿泊:宇都宮(1泊目)、那須黒磯(2泊目)
- 2日間の費用:18,431円(宿泊費を除く)
次回は2泊3日の最終日。
茨城の第21番・22番札所を巡ります。


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