今日は映画「ヒトラーの毒見役」を観に行ってきました。
この作品も残念ながら普段利用しているイオンシネマでは上映されておらず、今回も厚木にあるミニシアター「kiki」まで足を運びました。

最近はイオンシネマでは上映されない作品でも、こうしたミニシアターで観られることが増えてきました。以前はあまり縁のなかったミニシアターですが、上映作品のラインナップが個性的で、「普段は観られない映画に出会える場所」という楽しみも感じています。
映画の前にランチ
上映は12時からだったので、まずは腹ごしらえです。
映画館の近くを歩いて見つけた中華料理店「青山餃子房」へ入りました。

平日のランチタイムということもあり、お得なランチセットを注文することにしました。
10種類近くある定番中華メニューの中から選んだのはレバニラ炒めです。
価格はなんと800円。
最近は外食も値上がりが続いているので、この価格はかなりリーズナブルに感じます。
さらに、大きな餃子が3個付く「大餃子」を290円で追加し、合計1,090円のランチになりました。
運ばれてきた料理は、ご飯もレバニラも予想以上のボリュームです。

レバーは臭みもなく、野菜はシャキシャキ。濃すぎない味付けで、ご飯がどんどん進みます。
追加した餃子も名前の通り大きく、皮はもちもち、中から肉汁があふれる食べ応えのある一品でした。
味も量も価格も大満足。
映画館へ来る機会があれば、また立ち寄りたいと思えるお店でした。
映画「ヒトラーの毒見役」
お腹も満たされたところで、いよいよ映画鑑賞です。
この作品は、実際にヒトラーの毒見役を務めたドイツ人女性の証言をもとに書かれ、ベストセラーとなった小説を原作にした映画です。
タイトルだけを見ると、毒見役という特殊な任務を描いたサスペンスのような作品を想像していました。
しかし実際には、それだけではありませんでした。
ヒトラーは身の安全を守るため、ベルリンから離れた場所に本営を置き、毎日の食事の前には毒が入っていないか確認するため、複数の女性たちに先に食事をさせていました。
主人公は、結婚して間もなく夫が戦争へ出征し、一人で夫の実家へ疎開してきた女性です。
そのほかにも、ユダヤ人であることを隠してドイツ人として暮らす元看護師や、子どもたちを育てるために必死に生きる母親など、それぞれ事情を抱えた女性たちが毒見役として集められます。
彼女たちは毎日、「今日の食事に毒が入っていたら、自分は命を落とす」という恐怖を抱えながら食事を口にします。
それでも生きるためには従うしかない――そんな理不尽な状況が静かに描かれていました。
戦争が奪うもの
この映画は、「食べるか、撃たれるか」といった単純な物語ではありません。
戦争という異常な環境、そして独裁政権のもとでは、普通なら決して起こらないような理不尽な出来事が、ごく当たり前の日常になってしまう恐ろしさを描いていました。
登場人物たちは決して特別な人ではなく、夫を待つ妻であったり、子どもを育てる母親であったり、ごく普通の市民です。
だからこそ、自分がもし同じ時代、同じ場所にいたらどうなっていただろうと考えさせられます。
派手な戦闘シーンがあるわけではありませんが、戦争が人々の心や生活、人間関係を少しずつ壊していく様子が印象的で、観終わった後もしばらく余韻が残る作品でした。
戦争映画というよりも、「戦争の中で生きる普通の人々」を描いた人間ドラマとして、多くのことを考えさせられる一本でした。
