今日は映画「沖晴くんの涙を殺して」を観にいってきました。
今回もいつものイオンシネマで、平日昼間の上映です。
タイトルはなかなか物騒ですが、いったいどんなストーリーなのでしょう。
いつものごとく、前情報は広瀬アリスさん主演ということのみです。
あまり情報を入れずに観に行くのが、最近の自分なりの映画の楽しみ方。
どんな話なのか分からないまま観始めるほうが、物語に素直に入っていける気がします。

お昼は10年ぶりぐらいのケンタッキー
映画の前に、まずはお昼ご飯です。
今日は10年ぶりぐらいのケンタッキーにしました。


どうもあの油の感じが好きになれず、あまり行く気が起きないのですが、
フードコートでいろいろ迷っても、なかなかピンとくるものがなく、
「たまには」と久しぶりに食べてみることにしました。
フードコートは選択肢が多いぶん、かえって決められなくなることがありますね。
サイドメニューのクリスピーチキンは美味しかったです。
サクサクの衣で、これなら食べやすいなと思いました。
ただ、レギュラーメニューのチキンは、やはり好きになれそうもありません。
好きな人にはたまらない味なのでしょうが、自分にはちょっと重たく感じてしまいます。
またしばらく食べることはなさそうな気がします。
イオンシネマへ、今日はホットコーヒーだけで
とりあえずランチは済ませたので、イオンシネマに向かいます。
いつもならポップコーンを片手に席に着くところですが、
お腹は満たされているので、今日はホットコーヒーのみです。
少し肌寒くなってきたこの季節、温かいコーヒーがちょうどいい感じです。
やはり平日昼間は空いていていいですね。
周りを気にせず、ゆったりとした気分で映画を観られるのは、
平日に映画館に来られる今の生活ならではの贅沢かもしれません。
「踊場さん」という呼びかけが頭に残る
広瀬アリスさんが演じるのは「踊場京香」。
なかなか聞いたことのない名字ですね。
沖晴くんが「踊場さん」と呼びかける台詞が、妙に頭に残りました。
どこか柔らかくて、少し距離を感じさせる呼び方。
二人の関係が変わっていっても、この呼び方が続いていくのが印象的でした。
そして舞台は、瀬戸内の島でしょうか。
港や海に浮かぶ島々、のどかな街並みなど、とっても美しい風景が広がります。
「行ってみたいなぁ」と心躍らせながら観始めました。
バイクでのんびり島を巡ってみるのも、気持ちよさそうです。
余命一年の京香と、感情を失った沖晴
ストーリーは、癌で余命一年を宣告され、都会から田舎に戻ってきた「踊場京香」と、
震災の津波で家族全員を失い、一人生き残った高校生「志津川沖晴」のふれあいの物語でした。
物騒なタイトルとは裏腹に、とても静かで優しい映画です。
震災で喜び以外の感情をすべて失い、何があってもニコニコしている沖晴。
そして、死を受け入れて静かに過ごそうとする京香。
日々の生活の中の出来事を通じて、沖晴は少しずつ感情を取り戻していきます。
いつも笑顔でいられるのは、一見すると幸せなことのようにも思えます。
でも、悲しいときに泣けない、怒るべきときに怒れないというのは、
実はとても苦しいことなのかもしれません。
そんなことを考えさせられました。
徐々に絆が深まっていく二人。
京香の中に母を思い、沖晴の中に子を思う。
観ていると、そんな思いが頭に浮かんできます。
家族を失った少年と、残された時間が限られた女性。
お互いにとって、相手が失ったもの、そしてこれから失うものを埋める存在になっていくようでした。
「涙を殺して」に込められたメッセージ
この映画のタイトルにある「涙を殺して」。
それは、涙を押し殺して前を向いて生きていこうという、
死を見つめた「踊場さん」から「沖晴くん」へのメッセージだったのかもしれません。
観る前は物騒に感じたタイトルも、観終わってみると、
まったく違った意味に感じられるから不思議です。
前情報なしで観に来たからこそ、その変化を素直に味わえたのかもしれません。
年を重ねて感じる「死」のリアルさ
気持ちとしては若い頃から成長していない気がしているのですが、
やはり年を取ってきたせいか、死というものを割とリアルに感じられるようになってきたみたいです。
この映画も、自然と涙が溢れてきました。
若い頃に観ていたら、きっと違う受け止め方をしていたと思います。
今の年齢だからこそ響く映画というのも、あるのでしょうね。
平日の空いたシアターで、ホットコーヒーを片手に、静かに涙する。
そんな時間も、たまにはいいものです。
そして何より、「沖晴くん」の笑顔がとても良かったです。
その笑顔が、最後にはどんな表情に変わっていくのか。
ぜひ映画館で確かめてみてください。

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