映画『遥かな町へ』感想|ふとっちょオヤジの本音レビュー

スクリーン前のポスター 映画

今日は映画「遥かな町へ」を観にいってきました。
観に行ったのは、「キリコのタクト」でもお世話になったミニシアター「あつぎのえいがかんKiKi」です。

ただ、この作品の上映は19:30からという遅い時間のみ。
夜の上映だけというのは、ちょっと珍しいですね。
というわけで、昼間はたっぷり時間があったので、先にお出かけすることにしました。

夜の映画まで、どこで時間を過ごそうか。
こういうときに地元のイベントがあると、ちょうどいい時間つぶしになりますね。

向かったのは、「あつぎ鮎まつり」。
会場ではキッチンカーグランプリが開催されていたので、ここでお昼ご飯にします。
いろいろなキッチンカーが並んでいて、どれにしようか目移りしてしまいます。

大盛況なキッチンカーグランプリ
大盛況なキッチンカーグランプリ
ちびっ子向けの遊具も
ちびっ子向けの遊具も

そんな中、ケバブの呼び込みがなんだか面白かったので、ケバブをいただくことにしました。
呼び込みにつられて買ってしまうのも、お祭りならではの楽しみですね。

ケバブ屋さんの楽しい呼び込み

少し小ぶりでしたが、700円と割と安めの設定で、味もまずまず。
コスパもよしですね。

お祭りの雰囲気の中で食べると、いつもより美味しく感じるから不思議です。
キッチンカーの料理は、その場の空気も一緒に味わうものなのかもしれません。

コスパのいいケバブ
コスパのいいケバブ
逃走中のハンター?
逃走中のハンター?

お腹も満たされたところで、「厚木コーヒー」というカフェで時間を潰し、
夜になってから映画館に向かいます。

夜に映画を観に行くのは、実はちょっと久しぶり。
いつもは平日の昼間や朝イチの上映が多いので、夜の映画館に向かうのは少し新鮮な気分です。

休日ではありますが、観客は10名程度と、ちょっと寂しい感じです。
まあ、マイナーな映画ではありますので、そんなもんでしょう。
ゆったりと観られるのは、それはそれでありがたいところです。

この作品は、漫画を実写映画化した作品ということでした。

原作の漫画は読んだことがないので、今回も前情報はほとんどなし。
どんな物語なのか、楽しみにしながらスクリーンに向かいます。

ストーリーとしては、48歳の中年サラリーマンが、
1963年の故郷・鳥取の倉吉に、現在の記憶を持ったまま当時の14歳の少年に戻って、
その頃に失踪した父親の失踪を止めようとする話でした。

大人の記憶を持ったまま子どもに戻るというのは、ちょっと不思議な設定です。
もし自分が中学生の頃に戻れたら、何を変えようとするだろう。
観ながら、ついそんなことを考えてしまいました。

14歳の体で48歳の頭。
周りから見れば、やけに大人びた中学生に見えたことでしょう。
もし本当にそうなったら、周りに怪しまれないようにするだけでも一苦労しそうです。

私が生まれる数年前の田舎町の風景。
見たこともないはずなのに、なぜか懐かしく感じられます。

CGなのかセットなのか分からなかったのですが、
かなり上手く再現されていたように思いました。
昭和の町並みの空気感が、スクリーンからじんわりと伝わってきます。

舗装されていない道や木造の家々、どこか素朴な人々の暮らし。
今では見ることが少なくなった風景ばかりですが、
どこかで見たような気がしてしまうのは、日本人のDNAのようなものなのでしょうか。

14歳の少年だった頃には分からなかった、父親の気持ち。
それが、大人になった自分にはなんとなく分かるようになった。
そんな感じの映画なのかもしれません。
ちょっと共感です。

子どもの頃は、親にもそれぞれの事情や思いがあるなんて、なかなか想像できないものです。
自分も年を重ねて、ようやく親の立場から物事を見られるようになってきた気がします。

主人公の両親は、1945年の終戦から4年後に結婚しています。
当時の日本は、自由に生きることが許されない時代。
でも、戦争を生き抜いたからこそ、自由に生きたいという気持ちもあったのかなー、と思いました。

いまは、かなり自由に生きられる時代になりました。
だからこそ、当時の人たちの思いについて、いろいろと思い描かされる映画だったかな、と思います。

自由が当たり前になった今だからこそ、自由に生きることの重さや、その裏にある覚悟のようなものを考えさせられます。
定年を過ぎて、ある意味で自由な時間を手に入れた今の自分にも、少し響くものがありました。

昼間はお祭りでケバブ、夜はミニシアターで昭和の田舎町へタイムスリップ。
なかなか充実した一日になりました。

映画の舞台になった倉吉にも一度行ってみたいと思いながらの帰り道でした。
いつかバイクで、映画に出てきたような町並みを訪ねてみるのもいいかもしれません。

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