2026年8月に観た映画まとめ|ふとっちょオヤジの本音レビュー

映画「並行と垂直」のポスター 映画

今年の8月は、映画館で4本の映画を観てきました。

暑い日が続く中、涼しい映画館は夏のちょっとした避難所のようなものですね。

今月は近所のイオンシネマで上映していない作品も多く、センター北や新宿のミニシアターまで足を延ばした月でもありました。

また、7月末に観た『ヒトラーの毒見役』に続いて、戦争をテーマにした作品を続けて観たのも、8月らしいところでしょうか。

今回は8月に観た4本を振り返りながら、それぞれの本音ポイントと、映画とセットで楽しんだランチをまとめてみました。

日にちタイトル映画館
26年8月2日戦争前夜イオンシネマ港北ニュータウン
26年8月10日白パンと独裁者新宿武蔵野館
26年8月28日並行と垂直イオンシネマ座間
26年8月30日私はあなたを知らない、イオンシネマ座間

1本目は『戦争前夜』です。

近くのイオンシネマでは上映がなかったので、少し離れたセンター北のイオンシネマまで出かけてきました。

観ているうちに「どこかで見たことがあるな」と思ったのですが、気のせいではありませんでした。
昨年8月にNHKスペシャルで放送されたドラマの完全版だったんです。

登場人物はみな、心の中では戦争を避けたいと願っている。
それなのに、結局は戦争へと向かってしまう。
そんな物語です。

裏で操っている誰かと、それに操られてしまう大衆。
その両方が戦争へと突き進ませているように感じました。

今まさに世界各地で起きている争いも、もしかしたら同じなのかもしれない……そんなことを考えながら観ていました。

情報が瞬時に流れ、誰もが自分の考えを発信できる今の時代なら戦争を止められるのでは、と期待したい一方で、本当にそうなのかと少し怖さも感じます。

お昼は、センター北駅とセンター南駅の間にある人気のうどん屋さんへ。
数組並んでいましたが、すぐに入れました。

ざるうどんとミニ丼(牛の卵とじ)の定食に、セルフのおでんから卵と大根をつけて1,350円。
お会計は自己申告というスタイルも面白いですね。
味も値段も大満足でした。

▶ 詳しい感想はこちら:映画『戦争前夜』感想

2本目は『白パンと独裁者』。
こちらもイオンシネマでの上映がなく、新宿駅近くのミニシアター「新宿武蔵野館」まで行ってきました。

原題の「Amrum」は、ドイツ北部、デンマークとの国境近くにある島の名前です。
干潮になると隣の島まで歩いて渡れる干潟が続き、アザラシやうさぎなどが暮らす、とても自然の美しい島が舞台になっています。

物語は、敗色濃厚な終戦間際のドイツ、疎開先の島での生活から始まります。
ヒトラーの自殺、そして敗戦。
美しい自然とは対照的に、人々の暗い暮らしが描かれていきます。

心身に深い傷を負った母親の望みは、「はちみつとバターを塗った白パン」。
それを手に入れようと奮闘する少年の姿が、この映画の軸になっています。

ヒトラーに心酔する母親と、終戦間近の世の中の空気の中で敏感に揺れ動く少年の心。
戦争の悲劇が伝わってきて、つらさが込み上げてきました。
ラストの母親とナニングのシーンでは、思わず涙が頬をつたいました。

余談ですが、少し離れた席のおじいちゃんが予告編のあたりから寝息を立て始め、明かりがついたところで起きて帰っていきました。
涼みに来たのかもしれませんね。

ランチは新宿サブナードの地下街にある「土鍋カリーぽんた」でスープカレー。
1,000円ちょうどの野菜カレーは、サフランライスにぴったりのちょっとスパイシーな味で、重たくなった心を明るくしてくれました。

▶ 詳しい感想はこちら:映画『白パンと独裁者』感想

3本目は『並行と垂直』。
久しぶりに、いつものイオンシネマでの鑑賞です。

公開初日ということもあって、平日のお昼でも8割方埋まっていました。
もちろん安定のキャラメルプレッツェルのポップコーンを片手に、まったりと席につきます。

安田章大さん演じる自閉スペクトラム症の兄・ダイキと、そんな兄を支える、のんさん演じる妹・希の物語です。

希の結婚話から始まり、子どもの頃の記憶がところどころに散りばめられていきます。
世間から見れば不幸と思われるような環境の中でも、助け合いながら一緒に成長してきた二人。
それでも、やはり辛いこともたくさんある日常。
結婚に向けたその歩みを「並行と垂直」というテーマで語っていたように思います。

公園でお弁当を食べるダイキのところへやってくる、おませな女の子とのやりとりがいいアクセント。
涙を誘うストーリーの中で、ほっと笑わせてくれました。

ランチは厚木に戻って、駅の東口近くにある豚丼屋さん「なまらうまいっしょ」へ。
近くを通ると暴力的なほどいい匂いが食欲をそそるお店です。
3時近くでしたが、ランチの定食になんとか間に合いました。
匂いもいいけれど、味も絶品です。

▶ 詳しい感想はこちら:映画『並行と垂直』感想

4本目は『私はあなたを知らない、』。
本当はこの日、秩父三十四所めぐりの3日目に出かける予定でしたが、天候が思わしくなく延期に(3日目の記事はこちら)。
「雨の日はバイクに乗らない」というポリシー?に従って、翌週観る予定だった映画を前倒しにしました。

平日の午後3時半からの上映でしたが、なかなかの混み具合でした。
今回も事前情報はほぼなし。タイトルと主演俳優くらいで選んでいます。

冒頭は、主人公の「夕平」と女子高生「朝子」の何気ない朝の風景。
実は時間的な隔たりがあることに、しばらく観てから気づきます。
二人の関係もなかなか説明されないので、これから何が起こるのか、ワクワクしながら観ることができました。

名前に入った「夕」と「朝」の対比、流れた10年の月日、二人の関係、そしてタイトルの最後の「、」の意味。
観終わってからあれこれ調べて「そういうことか」と納得するのも、前情報なしで観る楽しみですね。

ランチは映画の前に、イオンのフードコートの「リンガーハット」へ。
20年ほど前に福岡・長崎に住んでいた頃はよくちゃんぽんを食べていましたが、今回は「肉味噌まぜ麺」に餃子と半チャーハンのセット。
辛めのラー油を生卵がうまく中和してくれて、ナイスな組み合わせでした。

▶ 詳しい感想はこちら:映画『私はあなたを知らない、』感想

こうして並べてみると、8月は戦争を描いた作品が2本、家族や人とのつながりを描いた作品が2本と、考えさせられる映画が多い月でした。

特に『戦争前夜』と『白パンと独裁者』は、戦争へ向かっていく時代と、敗戦を迎えた後の暮らしを、それぞれ違う角度から見せてくれた気がします。

そして、映画とランチのセットはやっぱりやめられません。
うどん、スープカレー、豚丼、まぜ麺と、ランチも充実した8月でした。

9月・10月も観たい映画がめじろ押しでしたので、こちらもまたまとめてみたいと思います。

これまでに観た映画は映画レビュー一覧にまとめていますので、あわせてご覧ください。

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