映画「死ねばいいのに」

映画

今日は映画「死ねばいいのに」を観に行ってきました。

タイトルだけを見るとかなり刺激的ですが、京極夏彦の原作小説が映画化された作品ということで興味をひかれ、劇場へ足を運びました。

京極夏彦作品というと、一筋縄ではいかない物語や、人間の心の奥深い部分を描く印象があります。今回も単なるミステリーではなく、どこか不気味さや怖さを含んだ作品なのだろうと思いながら観始めました。

観終わってみると、正直なところ少し理解するのが難しい映画だったというのが率直な感想です。

主人公・映子を演じる奈緒さんは、殺された女性「亜佐美」のことを知るため、彼女の関係者を一人ひとり訪ね歩きます。

その聞き込みの場面が、この映画最大の見どころではないでしょうか。

映子は決して感情的に怒鳴るわけではありません。しかし、相手の言葉を巧みに拾いながら、少しずつ逃げ道をなくしていくような話し方をします。

まるで相手の心の奥底まで見透かしているようで、その迫力には思わず引き込まれました。

奈緒さんの静かな演技だからこそ、余計に怖さが伝わってきます。

聞き込みを続ける中で明らかになっていく亜佐美の人生は、決して恵まれたものではありません。

周りの人の話を聞けば聞くほど、「よくこれで生きてこられたな」と思うような境遇が次々と語られます。

そして映子は最後に必ずと言っていいほど、

「死ねばいいのに」

という言葉を投げかけます。

この強烈なセリフの意味も、単純な悪意ではなく、作品全体を通して考えさせられるテーマになっています。

さらに印象的だったのは、周囲から見れば明らかに不幸に見える人生なのに、亜佐美本人は「幸せだった」と語ることです。

幸せとは何なのか。
人は他人の価値観で幸せか不幸かを決められるものなのか。

そんな問いを投げかけられているようで、観終わった後もしばらく考え込んでしまいました。

明快な答えを示してくれる映画ではありませんが、観る人によって感じ方が大きく変わる作品なのだと思います。

「なるほど」とすべて理解できたとは言えませんが、この独特の世界観は、やはり京極夏彦作品らしい魅力なのかもしれません。


映画を観たあとは、以前から気になっていた**「DINING BAR & CAFE LiL」**へ行ってきました。

コンテナをいくつも組み合わせ、それを白く塗装して作られた、とても個性的な建物です。
お店は少し高台にあるため、窓からは相模川を見渡すことができます。

開放感があり、景色を眺めながらゆっくり食事を楽しめる、とても気持ちのいいロケーションでした。

店内に入ると、「L」をモチーフにしたかわいらしいイラストや装飾があちこちに飾られていて、お店全体が明るくおしゃれな雰囲気です。

こういう遊び心のあるインテリアを見るのも、カフェ巡りの楽しみの一つですね。

今回注文したのは、

  • バターチキンカレー
  • 自家製ジンジャーエール

です。

バターチキンカレーは、スパイスの香りとほどよい辛さが絶妙で、とても食べやすい味でした。

チキンはスプーンで簡単にほぐれるほど柔らかく、ルーとの相性も抜群です。

添えられていたレッドオニオンのマリネやキャロットラペもいいアクセントになっていて、最後まで飽きることなく楽しめました。

そして、自家製ジンジャーエールも期待以上のおいしさ。

生姜の香りがしっかり感じられ、市販のジンジャーエールとはひと味違う爽やかな味わいです。

中に入っていた薄切りの生姜も、そのままおいしくいただきました。

映画では少し重たいテーマについて考えさせられましたが、おいしいランチと景色のいいカフェでゆったり過ごすことができ、気分もリフレッシュ。

映画と食事、どちらも印象に残る一日となりました。