今日は映画 「急に具合が悪くなる」 を観に行ってきました。
見終わった率直な感想は、「本当にいい映画だった」というひと言です。
派手な展開や大きな事件が起こる作品ではありませんが、人と人とのつながりや、生きること、
老いること、そして家族との時間について深く考えさせられる映画でした。
何も知らずに観たからこその驚き
今回もいつものように、ほとんど予備知識なしで映画館へ。
「カンヌ国際映画祭で日本人が最優秀女優賞を受賞した話題作」ということだけは知っていたので、
「これは観ておこう」と思っていました。
タイトルは「急に具合が悪くなる」。
さらに、フランス人の「マリー」と日本人の「真里」という、
同じ名前を持つ二人が登場するという程度の情報しかありませんでした。
そのため、勝手に「どちらかが病気になり、最期までの友情を描く感動作なのかな」
というイメージを持っていました。
しかし、実際はそんな単純な物語ではありませんでした。
理想の介護を目指すマリーと、日本人の真里
物語の中心となるのは、フランスの老人介護施設で責任者を務め、理想の介護を追い求めるマリー。
そんな彼女が偶然出会う日本人女性・真里との交流は、わずか1か月ほど。
それほど長い時間ではないにもかかわらず、お互いの人生に大きな影響を与えていく姿が、
とても丁寧に描かれています。
言葉や文化の違いを超えて、人と人が心を通わせていく様子は本当に自然で、観ているこちらも
いつの間にか二人の時間を一緒に過ごしているような気持ちになりました。
今の自分だからこそ涙が止まらなかった
この映画を観ながら何度も涙があふれました。
それは決して悲しい場面ばかりだったからではありません。
今の自分の年齢を考えると、映画の中で描かれている世界は決して遠い未来ではありません。
そして、自分の親のことを思うと、まさに現在進行形で向き合っている現実でもあります。
映画の中には「もし自分だったら」と考えさせられる場面が数多くありました。
介護する側、される側、それぞれの葛藤や迷い、理想と現実。
どれも決して特別な出来事ではなく、誰にでも起こり得る日常として描かれているからこそ
胸に刺さります。
若い頃にこの作品を観ていたら、「いい映画だった」で終わっていたかもしれません。
でも今の自分には、一つひとつのセリフや表情が現実そのもののように感じられました。
もしかすると、この映画を観るための「準備」が、自分の人生経験によって
ようやく整ったのかもしれません。
3時間を感じさせない作品
上映時間は3時間を超える長編作品でしたが、
実際には時間の長さをほとんど感じませんでした。
登場人物たちの心の変化や日々の積み重ねが丁寧に描かれているので、
物語に引き込まれたままエンディングを迎えました。
派手な演出や大きな盛り上がりではなく、人間の感情をじっくり描く作品が好きな方には、
ぜひ映画館で通して見ることをおすすめしたい一本です。
昼食は「おがわや」で味噌ラーメン
映画のあとは、お昼ご飯に「おがわや」でラーメンをいただきました。
今回注文したのは、
味玉Wちゃーしゅー麺+餃子セット。


チャーシューはロースとバラの2種類が入っていて、どちらも驚くほど柔らかく、
箸で簡単にほぐれるほどのホロホロ食感。
濃厚な味噌スープとの相性も抜群でした。
麺は少し黄色みのあるもちもちした中太麺で、味噌スープによく絡み、
最後まで美味しくいただけました。
味変も楽しめるのが嬉しい
テーブルには、にんにくがあり、セルフ用のカウンターに
玉ねぎ、辛味噌、生姜が用意されていて、自由にトッピングができます。
最初はそのままスープを楽しみ、途中から生姜や辛味噌を加えると、
また違った美味しさが味わえるので最後まで飽きることなく食べられました。
こういう自分好みにアレンジできるお店は、何度来ても楽しめますね。
調べてみると、このお店はしょうゆラーメンが看板メニューとのこと。
今日は残念ながら人気の炙り叉焼飯が売り切れになっていました。
次回は早めの時間に訪れて、しょうゆラーメンと炙り叉焼飯のセットを味わってみようと思います。
映画も食事も大満足の一日でした。
「急に具合が悪くなる」は、年齢や立場によって受け取り方が大きく変わる作品だと思います。
自分自身や家族の将来について考えるきっかけを与えてくれる、
静かだけれど深く心に残る映画でした。
年齢を重ねた今だからこそ出会えて良かったと思える一本です。
