日本応援ツーリング4日目

バイク

日本応援ツーリングの4日目です。
SSTRの後、能登半島を半周して金沢に一泊し、
今日は、金沢から福井を経て浜松まで、観光しながら一気に移動します。
走行距離はなんと450km超え!けれど景色や名所、美味しい食事に癒されながらの旅だったので、
疲れも吹き飛びました。
初めて訪れる場所や、以前から気になっていた名所にも立ち寄りながらのロングツーリングは、
まさに冒険の連続でした。

この日は以前から行きたかった福井観光へ出発!朝の金沢の空気はひんやりとして気持ちよく、
絶好のツーリング日和でした。
天気にも恵まれて、道中の景色も美しく、走っているだけで自然と気分が高まります。


最初の目的地は「日本自動車博物館」。レトロカー好きにはたまらない場所で、
今回の旅のスタート地点として楽しみにしていたのですが、まさかの休館日。
少し残念でしたが、せっかく来たので観光応援スポットとしての地点登録はしっかり済ませました。


続いて向かった那谷寺は、自然と歴史が見事に調和した美しい寺院でした。
山門をくぐると、眼前に広がるのは手入れの行き届いた庭園、そして不思議な形の岩が連なる
「奇岩遊仙境」。本殿の厳かさ、五重塔の静けさ、展望台からの眺望……どこを見ても
絵になる風景ばかりでした。
晴天の下、穏やかな空気の中を歩く時間は、まさに心洗われるひとときとなりました。


その後訪れたのは、福井屈指のパワースポットとも言われる「雄島」。赤い美しい橋を渡りながら、向こう側の神秘的な島に心を躍らせました。階段を見つけるとつい登りたくなり、灯台へ向かって一気に登頂。そのまま島を半周するルートで、大湊神社にお参りしました。木陰が続く小道を30分ほどのんびり歩き、自然のエネルギーを体いっぱいに感じました。


言わずと知れた絶景スポット「東尋坊」に到着。
観光客の姿もちらほら見られ、活気ある商店街を抜けていくと、目の前に広がるのは
ごつごつとした断崖絶壁!思っていた以上に迫力があり、しかも柵がないため、
端に近づくのには少し勇気が要ります。
ギリギリまで近づいてはスリルに身震いし、足元を見ては背筋がゾッとしてきます。
帰り道、暑さに耐えかねてアイスクリームを購入。冷たさが身にしみて最高のご褒美になりました。


お昼は永平寺の門前町にある「井ノ上」で名物の永平寺そばをいただきました。
香り高くコシのあるそばは、暑さで少し疲れた身体にぴったりでした。
駐車場代分がサービスになったので、ついでに胡麻豆腐も注文し一息つけました。


永平寺の境内は想像以上に広く、複雑に入り組んだ廊下と階段がまるで迷路のようです。
静かな空間を歩いていると、颯爽と歩く修行僧の姿があり、その所作に見惚れてしまいました。
参道の奥には「寂光苑」の看板があり、自然に誘われるように川沿いの小道を散策しました。
貧乏性なのかこういう、そこまでいかないとわからないような看板に惹かれる傾向があるようです。


峠道を越えて到着したのは、一乗谷朝倉氏遺跡。
戦国時代の面影が色濃く残るこの地は、以前から行ってみたかった場所のひとつです。
復元された町並みは、まるでタイムスリップしたかのような感覚。
朝倉館跡庭園では、丁寧に整備された緑の中で、かつての栄華を想像しながら静かに歩きました。
歴史好きにはたまらないスポットでした。


ここからは、いよいよ浜松へのロングツーリングです。
450km近い道のりも、午前中からの観光ラッシュに比べれば、意外とあっさりと感じるほどです。
…と油断していたら、一宮ICからまさかのSA(サービスエリア)なしゾーンに突入。
燃料計のFランプが点滅しはじめたときは焦りました。なんとか三好で下りて給油に成功。
前回のガス欠でFランプ後、35km超でエンストすることがわかったので今後の指針になりました。


道中最後に立ち寄ったのは、豊田市の「トヨタ鞍ヶ池記念館」と、新城にある「もっくる新城」です。
すでに閉館時間を過ぎていたため、今回は観光応援スポットの地点登録のみとなりましたが、
夜のツーリング中で訪れるこれらの場所は、また違った趣があって良かったです。
岡崎の街明かりを背に、新城ICを下りてもっくる新城にたどり着いたときは、
静けさと達成感で心が満たされるようでした。

もっくる新城

観光を楽しみながらの450km超えというツーリングは、思っていたよりずっと快適で、
体もすっかり慣れてきた様子。
各地で感じた自然の美しさ、歴史の重み、人々の温かさに触れ、充実感いっぱいの1日になりました。
走った距離以上に、得られたものの大きな一日。
名残惜しいですが、明日は今回のツーリング最終日です。