今日は日本応援ツーリングの13日目です。
今月で日本応援ツーリングもいよいよ終了となります。
この最後の1週間は「周り納め」ということで、少し遠回りしながら
できるだけポイント獲得数を増やしていこうと思います。
まずは週末の二輪車割引を利用して、秩父から甲府を経由し、
実家のある浜松へ向かいます。
帰りは11月の最終週末に松本経由で戻ってこようという計画です。
しかし、国道140号が夏から通行止めになってしまっていて、
当初予定していた三峰口駅から大滝温泉までの
ほんの10kmほどの区間が、なんと160kmもの大回りに。
そこで今回は一旦三峰口駅から奥多摩方面へ戻り、
甲府で一泊して翌日に大滝温泉を目指すルートに変更しました。
その分、ポイントを獲得しつつ浜松へ向かいます。
■ おがの化石館
今日は300kmほど走る予定なので、少し早めの7時前に出発。
雲は多めですが雨の心配はなく、気持ちよく高速を進みます。
圏央道から関越道に入り、花園ICで高速を降ります。
国道140号に入り、皆野寄居有料道路を使って秩父ジオパーク方面へ。
9時前に「おがの化石館」に到着し、まずはポイントをゲット。
ここには「ようばけ」と呼ばれる崖があり、
そこから化石が発見されたことをきっかけに
この化石館ができたそうです。
化石館はまだ開館前だったので、トイレだけお借りして次へ向かいます。

■ 三峰口駅
おがの化石館へ向かう途中で一度国道140号を外れ、
国道299号に入ったのですが、再び140号に戻り
秩父鉄道の終着駅・三峰口駅を目指します。
9時半ごろに三峰口駅に到着。
レトロな駅舎がとても良い雰囲気で、
「関東の百駅」にも認定されているそうです。
駅構内には立ち食いそばもあり、登山客らしき人たちが
美味しそうに蕎麦を食べていましたが、
まだお昼には少し早いので先へ進みます。


■ BlueTarp
本来なら三峰口駅からそのまま国道140号を進み
大滝温泉へ行きたかったのですが、
7月の崖崩れで約10kmが通行止め。
仕方なく140号を秩父方面へ戻り、
国道299号から県道53号で青梅へ抜けるルートを取ります。
県道沿いに、雰囲気の良さそうな
ログハウス風のレストランを見つけたので、
少し早めですがここでお昼にしました。
母娘でしょうか、女性二人で切り盛りされているお店で、
ちょうど開店のタイミングだったようで
快く案内してもらえました。
店内には薪ストーブがあり、冷えた体をしっかり温められます。
スペアリブのグリルを頬張り、
フェジョアーダというブラジルの家庭料理もいただき、
満足して出発です。



■ 日原鍾乳洞
青梅からは国道411号で多摩川沿いを奥多摩方面へ。
途中、日原川沿いの日原街道(県道204号)に入り
日原鍾乳洞を目指します。
細い山道が続き、車同士のすれ違いに
苦労しそうな場所も何か所かありました。
12時半ごろ到着しましたが、
紅葉シーズンということもあり観光客で賑わっていました。
滝と紅葉のコントラストが見事で、
ここも日本応援ツーリングのWPMポイントなので
しっかりポイントをゲット。
もう少しゆっくりしたいところですが、次へ向かいます。


■ 水と緑のふれあい館
日原街道から再び国道411号に戻り、
奥多摩湖にある「水と緑のふれあい館」でポイント獲得。
駐車場が満車だったため、少し先の大きな駐車場に停めて休憩し、
奥多摩湖畔を少し歩いてみました。
紅葉に染まった木々とダム湖を眺めながら、
ほっと一息つける時間です。
家族連れの観光客も多く、ツーリング中のライダーも
結構見かけました。


■ 花見台
奥多摩湖からそのまま国道411号で甲府方面へ。
この区間は車も少なく、甲府へ向かう最後の下り坂は
とても走りやすく、気持ちよく流せました。
トリシティは155ccで車体も重く、
上り坂はなかなか厳しいですが、
下り坂は本当に気持ちよく走れます。
甲府市内に入ってからはフルーツラインを通り、
本日最後のポイント「花見台」へ。
遠くから畑の焚き火の煙のようなものが見えていて、
「あのあたりかな」と思っていたら、まさにその場所でした。
花見台は桃畑に囲まれた小さな公園で、
甲府盆地を見渡せる高台にあります。
展望台からの景色は素晴らしく、
春に桃の花が満開の時期にも
ぜひ訪れてみたい場所です。

■ 天空の湯
16時ごろ宿にチェックインして少し休憩。
近くにある「天空の湯」という日帰り温泉で晩御飯にします。
ここも甲府盆地を望む高台にあり、
まずは夕日を眺めながら食事。
カレーやラーメン、牛丼などの軽食ですが、
価格はやや高め。
一番安い豚丼を選びましたが、
なかなか美味しく満足でした。
その後ゆっくり温泉へ。
夕暮れから夜景へと移り変わる
一番いい時間帯に露天風呂から景色を堪能でき、
一日の疲れが一気に吹き飛びました。


■ ひとつぶの葡萄
夜景を楽しんだ後、バイクで5分ほどの宿へ戻ります。
「ひとつぶの葡萄」という可愛らしい名前のペンションです。
先ほどゆっくりお風呂に浸かったので、のんびり過ごせました。
明日も300kmほど走る予定なので、早めにベッドに潜り込みます。


■ 大滝温泉
翌朝も早起きして7時前に出発。
少し肌寒い中、フルーツラインから国道140号に入り、
通行止め区間の反対側にある大滝温泉を目指します。
笛吹川のダム湖を抜け、雁坂トンネルへ。
全長6km以上あるまっすぐなトンネルで、
中央付近が高くなっており、そこまで見通せます。
この日は一台も車がなく、
トンネルの中は自分のバイク1台だけ。
どこまでも続くような錯覚に陥る、
少し異様な感覚でした。
トンネルを抜けて山道を下ると荒川沿いに大滝温泉があります。
ここもポイントだと思っていましたが、
実際には設定されていなかったようで少し残念。
勘違いだったのかもしれません。
景色は良かったので、缶コーヒーで一服。


■ 雷電廿六木橋
気を取り直して国道140号を引き返します。
雁坂トンネル手前にある雷電廿六木橋は
ループ橋になっていて、ここもWPMポイント。
無事ポイントをゲットできました。

■ 山梨県笛吹川フルーツ公園
次は「笛吹川フルーツ公園」へ。
国道140号から甲府山梨道路を通って到着します。
ホテルや温泉まで併設された、とても大きな公園でした。
駐車場からは、
山並みの向こうに綺麗な富士山が顔を出していて、
思わず見とれてしまいました。

■ 芦安堰堤 選奨土木遺産 展望台
次は、甲府山梨道路から国道20号へ。
渋滞気味の甲斐市を抜けて進みます。
休日のお昼近くなので渋滞は仕方ありませんね。
ほうとうも食べたかったのですが、今回は一旦パス。
次の目的地「芦安堰堤 展望台」へ向かいます。
ここは日本で初めて堰堤本体にコンクリートを使用して
築造された砂防堰堤とのこと。
記念碑から眺める紅葉もなかなか見事でした。
紅葉もそろそろ見納めなので、
最後に間に合って良かったです。


■ 四尾連湖水明荘
国道52号で富士川沿いを静岡方面へ下り、
富士川町で52号を外れて四尾連湖へ。
かなり細い山道を登っていきます。
途中は車もほとんどいなかったのですが、
湖の駐車場は満車状態。
キャンプ場があるので、そちらが人気なのかもしれません。
「四つの尾を連ねた竜が住む湖」という伝説から
四尾連湖と呼ばれるようになったそうです。


■ 赤沢宿
今回最後の目的地・赤沢宿を目指します。
その前にガソリンがピンチ。
「入りたい」と思うとスタンドが見つからない、
いつものパターンです。
富士川大橋を渡ろうとしたらまさかの通行止め。
少し走っても見つかりそうにないので、
Googleマップで調べると
少し戻ったところのスタンドが営業中とのこと。
Uターンして向かい、無事給油。空いていて助かりました。
その後も道を間違えたりしながら、
落ち葉の積もった細い山道を登り、
ようやく赤沢宿に到着。
赤沢宿は身延山信仰の宿場として、
江戸初期から昭和にかけて大いに賑わったそうです。
到着したのが15時過ぎだったこともあり、
ひっそりと静まり返った山間の集落という印象。
講中宿の家並みや石畳が当時の佇まいを今に残し、
歴史の中を歩いているような風情がありました。


■ 今回の走行距離はトータル665km
すべての目的地を回り終え、
ここから浜松の実家へ向かいます。
まだ約200kmありますが、高速が使えるので気は楽です。
中部横断自動車道で清水まで出て東名高速へ。
東名に入るころにはすっかり日も暮れ、
久しぶりの夜の高速を走って実家に到着しました。
■ 費用一覧:18,291円
| 項目 | 詳細 | 金額 |
|---|---|---|
| 食事(BlueTrap) | BBQプレート | 1,650 |
| 食事(ぶどうの丘) | 豚丼 | 950 |
| 温泉 | 天空の湯 | 760 |
| 宿泊費 | ひとつぶの葡萄 | 7,000 |
| 有料道路 | 皆野寄居有料道路 | 320 |
| 有料道路 | 雁坂トンネル | 590 |
| 有料道路 | 雁坂トンネル | 590 |
| ETC(厚木→花園) | 圏央道 | 1,660 |
| ETC(富沢本線→浜松) | 東名高速 | 1,540 |
| ガソリン | 宇佐美(厚木) | 895 |
| ガソリン | ENEOS(小鹿野町) | 584 |
| ガソリン | JASS(甲州市) | 782 |
| ガソリン | ENEOS(市川三郷町) | 970 |

