映画『並行と垂直』感想|ふとっちょオヤジの本音レビュー

スクリーン7で 映画

今日は映画「並行と垂直」を観にいってきました。

最近はミニシアターで映画を観る機会が続いていましたが、今日は久しぶりにいつものイオンシネマでの鑑賞です。

しかも今日は公開初日。

平日の昼間なので、それほど混んでいないだろうと思っていたのですが、劇場に入ってみると意外にもかなりのお客さんが入っています。

座席は8割方埋まっている感じでしょうか。

公開初日ということもあるのでしょうが、思っていた以上の盛況ぶりです。

それでも、映画館に来たらやっぱりこれ。

安定のキャラメルプレッツェルポップコーンをゲットして、準備万端です。

平日のお昼から映画を観る。

仕事をしていた頃なら、なかなか考えられなかった時間の使い方です。

急ぐ必要もなく、映画が終わった後の予定も特にありません。

そんな、平日の昼間のまったりとした映画鑑賞。

これがなかなかいいんですよね。


今回の「並行と垂直」は、安田章大さんが演じる自閉スペクトラム症の兄・ダイキと、そんな兄を支える妹・を、のんさんが演じる物語です。

物語は希の結婚話をきっかけに動き始めます。

一見すると「妹の結婚」という、ごく普通の人生の節目から始まる話なのですが、そこから少しずつ兄妹がこれまで歩んできた時間が描かれていきます。

子どもの頃の記憶がところどころに挟み込まれ、現在と過去を行き来しながら、二人がどんな環境で育ってきたのかが見えてきます。

世間一般の目から見れば、決して恵まれているとは言えない環境。

兄には障害があり、妹である希も、そんな兄を支える立場として成長していかなければなりません。

ただ、それを単純に「かわいそうな兄妹」という形では描いていないところが、この映画の良さだったように思います。

二人にとっては、それが自分たちの日常です。

大変なこともある。

辛いこともある。

それでも、兄は兄として、妹は妹として、お互いに支えたり、時にはぶつかったりしながら生きてきた。

そんな二人の関係が、物語を通して少しずつ伝わってきます。


映画を観ていて気になったのが、やはりタイトルの「並行と垂直」です。

一見すると、ちょっと変わったタイトルですよね。

何が「並行」で、何が「垂直」なのだろうと思いながら観ていました。

兄と妹。

同じ家族として生きていても、それぞれにはそれぞれの人生があります。

同じ方向に進んでいるようで、実は違う道を歩いている。

それでも、どこかで交わり、支え合っている。

特に希が結婚という人生の大きな転機を迎えることで、これまで当たり前だった兄妹の関係にも変化が生まれてきます。

ずっと一緒に生きてきたからこそ、離れていくことへの戸惑いもある。

一方で、それぞれが自分自身の人生を歩いていかなければならない。

「並行」と「垂直」という言葉が、そんな二人の人生や関係を表しているように感じました。

映画を観終わってからタイトルをあらためて考えてみると、単純に兄妹の物語というだけではなく、家族として生きることと、自分自身の人生を生きることについて描いた作品なのかもしれません。


全体としては、決して明るいだけの映画ではありません。

むしろ、観ていて胸が締め付けられるような場面もあります。

そんな中で印象に残ったのが、ダイキが公園でお弁当を食べているところにやってくる、おませな女の子とのやりとりです。

これが、なかなかいいんですよね。

重くなりがちなストーリーの中に、ちょっとした笑いを入れてくれます。

ダイキと女の子のやりとりを見ていると、思わずクスッとしてしまう。

でも、その笑いがあるからこそ、その後に感じるものがより強くなるようにも思います。

ずっと深刻な場面が続くよりも、こうしたちょっとしたユーモアが入ることで、登場人物たちが「映画の中の特別な人」ではなく、普通に生活している人たちとして感じられる。

このあたりも、この映画のいいアクセントになっていたと思います。


この映画を観ていると、「家族だから支え合える」という単純な話ではないんだな、と感じます。

家族だからこそ助けたい。

でも、家族だからこそ大変なこともある。

そして、家族だからといって、いつまでも同じ距離で生きていけるわけでもありません。

希には希の人生があり、ダイキにはダイキの人生がある。

それぞれが自分の人生を歩き始めたとき、二人の関係はどうなっていくのか。

そんなことを考えながら観ていました。

自分自身も年齢を重ねてくると、「家族」というものについて考える機会が以前より増えてきたように思います。

親子、兄弟、夫婦。

若い頃には当たり前だと思っていた関係も、年齢を重ねることで少しずつ形が変わっていく。

そう考えると、この映画は若い兄妹の物語でありながら、ある程度年齢を重ねた自分にもいろいろと考えさせられる作品でした。


映画を観終わったら、もう一つのお楽しみ。

今日は厚木に戻って、駅近くにある豚丼のお店、**「なまらうまいっしょ」**でランチです。

厚木駅の東口近くにあるお店で、以前から近くを通るたびに気になっていたお店です。

というのも、この店。

近くを通ると、かなり強烈な匂いが漂ってくるんですよね。

いわゆる「暴力的な匂い」というやつです。

豚肉を焼いている香ばしい匂いが、周囲に漂っています。

あれを嗅いでしまうと、さすがにお腹が空いてきます。

映画を観た後ということもあり、今日はもう完全に豚丼モードです。


ランチタイムのお得な定食1100円
香ばしい豚肉がうまい!
本厚木駅東口を出てすぐにある
十勝豚丼「なまらうまいっしょ」
いつも暴力的ない匂いを振りまいています

お店に入ったのは、そろそろ午後3時に近づこうかという時間。

一般的なランチタイムとしては、かなり遅い時間です。

店内にはお客さんが数名いる程度で、かなり空いていました。

さすがにランチ定食はもう終わっているかなと思ったのですが、なんとまだ間に合いました。

これはラッキーです。

せっかくなのでランチの定食をいただくことにしました。

そして、食べてみると……

やっぱり美味しい。

お店の前を通ったときに漂ってくる匂いだけでもかなり食欲をそそられるのですが、実際に食べてみても期待を裏切りません。

香ばしく焼かれた豚肉と、ご飯との組み合わせ。

これはもう、間違いありません。

映画を観た後の遅めのランチということで、ちょっとお腹も空いていたこともあり、かなり美味しくいただきました。


最近、映画を観る機会がすっかり増えました。

仕事をしていた頃は、映画館に行くこと自体がそれほど多くありませんでした。

ところが、FIRA生活になってからは時間の自由が増えたこともあり、平日の昼間から映画を観に行くことができるようになりました。

そして映画だけで終わらず、その後にランチを食べたり、ちょっと寄り道をしたり。

こういう時間の使い方ができるのも、今の生活ならではです。

今日も、

映画館に行く

キャラメルプレッツェルポップコーンを食べながら映画鑑賞

映画についてあれこれ考える

厚木に戻って豚丼を食べる

という、なんとも平和な一日でした。

映画の内容が重かったとしても、その後に美味しいものを食べると、ちょっと気持ちがほぐれます。

逆に、美味しいものを食べた後に映画のことを思い返すと、また違った見方ができたりします。

映画とランチ。

この組み合わせ、やっぱりやめられそうにありません。

これからも気になる映画があれば、平日の昼間でもふらっと映画館へ。

そして映画を観た後は、その日の気分に合わせて美味しいものを食べる。

そんな「映画+ランチ」の時間を、これからも楽しんでいきたいと思います。

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