今日は川崎大師に行ってきました。
実はこれまで、坂東三十三観音を巡っていた際に「近くまで来たら立ち寄ろう」と
何度も計画には入れていたのですが、時間の都合が合わず、いつも後回しになっていました。
わりと自宅からも近く、交通の便も良い場所にあるだけに、「いつでも行ける」
という気持ちが逆に足を遠ざけていたのかもしれません。
今日はちょうど近くに行く用事があり、天気もよく、時間にも余裕がありました。
「これはもう行くしかないな」と思い、ようやく川崎大師へ寄ってみることにしました。
普段はつい次の予定を気にして急ぎ足でお参りすることが多いのですが、
今日は珍しく時間に追われることもありません。
境内に一歩足を踏み入れた瞬間から、気持ちをゆっくり切り替えて、
のんびりとした気分でお参りできたのがとても良かったです。


まずは腹ごしらえから
お参りの前に、まずは腹ごしらえ。
仲見世商店街の中ほどにある「松山」というお漬物屋さんで、お茶漬けセットをいただきました。
老舗のお漬物屋さんに併設された、小さくて落ち着いたカフェスペースです。


運ばれてきたお茶漬けには、真っ黒な岩のりがたっぷり。
そこにお茶を注ぐと、黒かった岩のりがふわっと鮮やかな緑に変わっていきます。
その様子を眺めながら、7種類のお漬物を一つひとつ味わう時間は、なんとも贅沢でした。

さらにプラス100円で甘酒もいただき、体の中からじんわり温まります。
歩き出す前に、こうしてホッと一息つける時間があると、
その後のお参りもより心穏やかになりますね。
初めての川崎大師
さて、川崎大師は今回が初訪問です。
事前に写真などでは見ていましたが、実際に来てみると想像していた以上に規模が大きく、
少し驚きました。
境内には初詣の準備が始まっていて年の暮れを思わせる雰囲気が漂っていました。

大山門をくぐると、正面に大本堂がどんと構えています。
ちなみにここは仁王門ではなく、四天王が祀られているんですね。
それぞれの像がとても立派で迫力があり、思わず足を止めて見入ってしまいました。
「厄除けのお大師さま」として親しまれている理由が、
境内の雰囲気からも自然と伝わってきます。




御朱印巡り
川崎大師では、3か所で御朱印をいただきました。
- 大本堂の「厄除け遍照殿」
- 不動堂の「大聖不動明王」
- 薬師殿の「薬師如来」



それぞれ場所ごとに雰囲気が違い、御朱印をいただくことで、
より丁寧にお参りできた気がします。
御朱印帳に並んだ文字を眺めながら、今日一日の記憶がしっかり刻まれていく感じがしました。
境内の見どころもたくさん
境内で特に目を引くのが、遠くからでも存在感のある八角五重塔「清浄光院」と、真っ白で印象的な薬師殿です。



それ以外にも、
- 聖徳太子堂
- 経蔵
- 福徳稲荷堂
- 遍路大師尊像
- やすらぎ橋
- 北の海銅像
- 日本百観音霊場お砂踏み参拝所
など、見どころが本当に多く、ゆっくり歩いて回るだけでもかなりの時間を楽しめました。
今日は時間に余裕があったおかげで、普段なら素通りしてしまいそうな場所にも自然と足が向きました。
仲見世商店街をぶらぶら

お昼はお茶漬けだけだったので、まだ少し余裕があります。
ということで、温かいお饅頭を食べ歩きすることにしました。
手に取ったお饅頭は、思わず「熱っ」と声が出そうになるほど。
それを頬張りながら、再び仲見世商店街をぶらぶらと歩きます。
川崎大師といえば有名な咳止め飴をはじめ、お煎餅、だるま、お漬物、久寿餅などのお店が軒を連ね、歩いているだけでも楽しい通りです。
お土産は久寿餅
最後にお土産として久寿餅を買って帰ることにしました。
お饅頭が150円、久寿餅が350円と、観光地にしてはとてもお財布に優しい価格なのも嬉しいところです。

近くていつでも行けると思っていた川崎大師ですが、実際に訪れてみると、想像以上に見どころが多く、ゆったりとした良い時間を過ごせました。
「また時間がある日に、今度は季節を変えて来てみよう」
そんなことを思いながら、家路につきました。
