映画 LUPIN THE IIIRD THE MOVIE

映画

週末に出かける予定があり午前中に時間があったので、
『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE』を観に行ってきました。
会場は、今回初めて訪れる「イオンシネマ新百合ヶ丘」。いつも行く映画館とは違い、
設備も新しく、広々としていて清潔感があり、非常に快適な空間でした。
これだけの環境で、株主優待を使って1,000円で観られるのは、かなりのお得感がありますね。

この作品を選んだきっかけは、先週テレビで放送されていた『ルパン三世 カリオストロの城』。
あの独特なユーモアとアクションに久々に触れ、「やっぱりルパンの映画っていいな」
と思ったのがきっかけでした。

普段は平日の午前中に映画を観ることが多く、観客は10組にも満たないような
静かな環境に慣れていました。
しかし、今回は日曜の上映、そしてアニメ作品ということもあってか、シアターは8割ほどの客入り。
広めの劇場にも関わらずしっかり埋まっており、ちょっと驚きました。
ルパンの人気は健在なんだなと、改めて実感した瞬間でもありました。

さて、肝心の映画の感想ですが…正直に言うと、私にはあまり合いませんでした。★

まず画のタッチがかなり劇画調で、これまでのルパンのイメージ——特にテレビシリーズのような軽快でコミカルな雰囲気——とは少し違っていて、冒頭から違和感を覚えました。
ストーリーの導入部分では、本作に至るまでの流れを説明するようなナレーション的なシーンも
ありましたが、事前知識がない状態だったので、かえって「置いていかれた感」が強かったです。

どうやら前作からの続きという位置づけらしく、主要キャラクターの関係性や背景が
分かっていないと、なかなか感情移入しにくい展開が続きました。
人物同士のやり取りも、意味は分かるけれど“深み”までは感じづらく、
途中からは「前作を観ておけば良かったな…」という思いがじわじわと。

エンディングもスッキリしないもので、「え?ここで終わり?」というモヤモヤ感が残りました。
続編への布石なのか、あるいは余韻を狙った演出なのか、はっきりしないまま幕が閉じてしまい、
少々消化不良気味な気持ちに…。
内容にやや不満は残りましたが、映画館自体の居心地の良さや、
久しぶりの週末の映画鑑賞という体験はとても良いものでした。
エンドロールを見ながら、「やっぱりF1にしておけば良かったかな…」
とちょっと後悔しつつも、これはこれで一つの経験ということで。

今度はもう少し下調べをして、前作とのつながりがある作品には注意しようと思います。
ルパンシリーズのように長く愛されているコンテンツには、それなりの“予習”も必要ですね。