今日は前から気になっていた映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」を観にいきました。
一応“戦争”を題材にした作品だということは知っていたのですが、
三等身キャラクターで描かれるアニメ作品ということもあり、
これまで観てきたようなリアルでシリアスな戦争映画とは違うアプローチなのかもしれない、
と勝手に想像していました。
そして副題に掲げられている「ゲルニカ」。
あのピカソの絵画の名をあえて持ってきた理由は何なのか――。
そこに少し惹かれたところも、この映画をチョイスした大きな理由のひとつでした。
■ 観賞後、改めて知った“ペリリュー”という島
映画を観終わったあと、いつものようにネットでいろいろ検索してみました。
ガダルカナルやミッドウェイといった有名な地名は聞いたことがありましたが、
「ペリリュー」という島の名前は今回の映画で初めて知りました。
調べていくうちに、この島が戦争末期の大激戦の舞台となり、
日米双方でおよそ1万2,000人が戦死した“悲劇の島”だったことを知り、
胸が締めつけられる思いに。
映画は、生還した日本兵の実話をベースにしたフィクション作品ですが、
現地調査や関係者インタビューなどを重ねて制作されており、
アニメでありながら非常にリアルな臨場感を感じました。
■ 三等身キャラだからこそ伝わる“戦争の残酷さ”
三等身のキャラクター表現なので、グロテスクな描写こそ抑えられているものの、
内容は決して軽いものではありません。
極限状態の人々の心理、次々と仲間が失われていく現実、
そして自分もいつどうなるかわからない恐怖…。
可愛いデフォルメとは裏腹に、戦争の残酷さがじわじわと伝わり、
観ながら何度も胸が痛くなりました。
また、日本軍が一方的にやられていたというイメージを持っていたのですが、
実際にはアメリカ兵にも多大な損害が出ていたことも描かれており、
戦争がいかに双方にとって地獄だったのかを改めて知ることができました。
昨日まで普通の生活をしていた人が、突然銃を持たされ戦場に立たされる――。
こんな悲劇を二度と繰り返してはいけないと、心から感じさせられる作品でした。
■ 心が重い日の、ちょっと贅沢ランチ
なかなか重たい映画を観たあとは、気持ちを少し落ち着けたい気分に。
そこで今日は、ちょっと豪華に「とろけるハンバーグ 福よし」へランチに行きました。
選んだのは、ハンバーグとハラミステーキのSサイズで2,000円。
ここのハンバーグが本当に柔らかくてジューシー。
お肉の旨みがしっかりしていて、ひとかみ毎に幸せを感じます。
締めには、最後に残したハンバーグとご飯で作ったガーリックライス。
これがまた抜群に美味しくて、思わず笑顔になりました。満足度の高いランチでした。


■ 平和への感謝を改めて噛みしめる
映画とランチ、両方を終えて帰り道でふと感じたのは、今の日本の平和な日常の尊さでした。
こうしてゆっくり映画を観て、美味しいご飯を食べ、穏やかに1日を終えられることが
どれだけ幸せなことか。
その平和を守るために何ができるのか、小さなことでも考えていきたい――
そんな気持ちになりました。
いつまでもこの平和が続いてほしいと、改めて願わずにはいられない一日でした。
街はそろそろクリスマスですね。

