今日は「日本応援ツーリング」の11日目です。
今回のテーマは、三浦半島からフェリーで千葉へ渡り、
公式サイトのヒントを頼りにWPMポイントを1泊2日で巡る旅。
このところ秋雨前線が停滞しており、週間天気予報とにらめっこしながら、
なんとか雨のない2日間を狙って宿を予約しました。
……が、予約をした直後に予報がまさかの「雨」に変更。😭
それでも予定を変えるわけにもいかず、念のため雨具をしっかり準備して出発です。
■ 安房埼灯台(神奈川県・城ヶ島)
朝は厚木ICから東名、横浜町田ICで降りて保土ヶ谷バイパスへ。
狩場JCTまでは相変わらずの渋滞でしたが、そこを抜けると交通量も減り、
横浜横須賀道路で順調に進みます。
安房埼灯台のある城ヶ島に到着する頃には、曇っていた空も少しずつ晴れ間が見え、
気持ちの良い秋空が広がりました。

観光応援ポイントをゲットし、灯台までの遊歩道をのんびり散歩。
犬の散歩をする人や釣り人がちらほら見える程度で、とても静かで心地よい時間を過ごしました。



■ 東京湾フェリーで千葉へ
次は久里浜港からフェリーに乗り、東京湾を横断して千葉・金谷へ。
余裕を持って出たつもりが、途中の寄り道で時間ギリギリに。
バイクを停めてチケットを買うとすぐに乗船案内、なんとか間に合いました。
去年「坂東三十三観音めぐり」を始めた時にもこのフェリーに乗りましたが、
その時は強風でデッキに出るのも大変でした。
今回は穏やかな海で、のんびりとした1時間弱の船旅を楽しみます。






■ 那古寺(千葉県・館山)
金谷港を降り、富津館山道で那古寺へ直行。
11時半過ぎに到着し、ついに結願証をいただきました!

昨年の11月に最初の御朱印をもらったことを思い出しながら、本堂前から館山湾を眺めます。
1年をかけてバイクで関東一円を巡ってきた日々を振り返ると、
まさに「日本の原風景」にたくさん出会えた一年だったと実感。
また新しい旅を計画したい、そんな気持ちが自然と湧いてきます。


■ 館山・虎丸市場で昼食
お腹も空いてきたので、次の目的地の前にお昼を食べに行こうと思います。
目的地とは反対方向になるのですが、館山港にある虎丸市場に向かいます。
特別メニューの金目鯛の煮付け定食にも惹かれましたが、
やはり漁港に来たからには、お刺身ですね。
いろいろな種類の刺身がのった「おまかせ丼」をチョイスしました。
身が閉まってプリプリの新鮮な刺身がたっぷり乗った丼に大満足です。



■ 原岡桟橋&崖観音
館山から富浦まで戻り、WPMポイントの「原岡桟橋」に向かいます。
全国でも数少ない木製の桟橋で、CMや映画ロケの舞台になっているところです。
穏やかな海に一直線に伸びる木の桟橋は、どこか懐かしく、心に残る風景でした。
なかなかみられない風景でもあり、かなりいい雰囲気です。
夕日の時刻がフォトタイムのようですが、今回は夕日を待たずに進みます。


桟橋に向かう途中、崖の中腹に立つお寺が目に留まり、立ち寄ってみることにしました。
「崖観音」として知られる大福寺です。
断崖から突き出すように建つ朱塗りの観音堂がとても美しく、思わず見惚れてしまいました。
修復工事中でしたが、せっかくなので上まで登ります。
だいぶ高そうに見えたのですが、ここ1年で階段登りにも慣れたせいか、
それほど苦労せず登頂でき、上からの景色も堪能することができました。



■ 道の駅 鴨川オーシャンパーク
館山から鴨川に抜けて北上していきます。鴨川まで来ると太平洋に面していて、
台風の影響か波がかなり高くなって豪快な波しぶきをあげています。
荒々しい波がこの間見た北斎の波を思い出させます。
道沿いにちょっと変わった建物の道の駅が見えたので立ち寄ってみます。
ちょっと高台になった展望台から荒々しい海を見下ろして缶コーヒーで一息入れます。
なんか、こういう場所では不思議と缶コーヒーが似合う気がします。

■ 粟又の滝(養老渓谷)
次はWPMポイントの粟又の滝に向かいます。海岸から清澄養老ラインで一旦養老渓谷に向かい
そこから小田代勝浦線で粟又の滝に立ち寄って勝浦に戻ってくるルートです。
清澄養老ラインに入るとすぐに山道に入り、清澄山道ループ橋が見えてきます。
なかなか大きなループ橋ですが、バイクで走るにはちょうどよく、気持ちよく走れました。
ところどころ道幅の狭いところもありましたが、道路自体は
綺麗に舗装されていてとても気持ち良いワインディングです。
千葉の南側の方は車も少なく気持ちよく走れるところがいいですね。
「粟又の滝」は紅葉の名所として知られていますが、まだ青々とした緑が広がっています。
100メートルにも及ぶ岩肌を滑り落ちるように流れる滝は、まるで自然の滑り台のよう。
静かな山の中で、幻想的な光景にしばし見入ってしまいました。
■ 守谷海岸〜おしだり(夕食)〜宿泊
ここもWPMポイントとなっている守谷海岸に向かいます。
海水浴シーズンも終わり、人気のない海岸は哀愁漂う感じで海を眺めてみます。
沖合に赤い鳥居がある渡島があり、干潮時には歩いて渡れるみたいですが、
今日は、かなり沖合に見え、とても渡れそうもありません。
日も傾き始め、宿の近くにある寿司屋「おしだり」で夕食をとります。
お昼に刺身を食べたので、ここでは穴子天丼を注文。
サクサクの衣とふわふわの穴子が絶妙で、ボリュームも満点。
満腹になって宿泊先(ADDress拠点)へ向かいます。


途中コンビニでビールでもと思ったのですが、なぜかそんな気になれず、
お茶飲みを買って宿泊先に向かいます。
明日の朝ごはんを買っておけばよかったと、後で後悔しました。
■ 太東埼灯台〜銚子エリア
夜中にふと目が覚めると雨音がポツリポツリと聞こえてきます。
天気予報では9時ごろから降り出すとのことでしたが早めに降り出したようです。
ちょっと憂鬱に感じながら眠りに落ちます。
6時に出発しようと5時半ごろに起き出したのですが、もう外は雨模様です。
流石に諦めてカッパを着込んで出発の準備を始めます。
やはり昨日コンビニで朝ごはんを買っておけばよかったと思いながら出発です。
カッパを脱いだり濡れたまま店内に入るのははばかられるので、朝ごはんは抜きとします。
雨の中1時間程度走ると最初の目的地の「太東埼灯台」に到着します。
まだ早いせいか雨のせいか灯台の灯りがはっきり見えます。
そういえばあまり灯台の灯りを見た記憶がなく、新鮮な思いで見上げます。
アマビエの像がある展望台から海岸がよく見えます。
天気が良ければもっといい景色が見えたことでしょう。ちょっと残念です。


■ 銚子風力発電(銚子アリーナ)
灯台を後にして犬吠崎を目指して雨の中出発します。
普段でも直後に車につかれるとヒヤヒヤするのですが、雨の日はさらに怖い感じがあります。
前に車が詰まっている時はいいのですが、交通量が少なく、
先頭で走っている時に早い後続車が来た時には何度か道端に避け、
後続車を先に行かせて安全運転を心がけます。
バイクに乗っていると思うのですが、車間の近い車も結構多いですよね。
自分も車を運転する時には気をつけようと思います。
雨の中、そんなことを考えながら2時間ほどで犬吠埼にたどり着きます。
風力発電所のある「銚子マリーナ」でポイントゲットです。
波が高いせいか結構サーファーが海に出ています。
自分のことは棚に上げてこんな天気に物好きな…なんて思ったりします。
この近くに「屏風ヶ浦」と呼ばれる岬があります。
はっきりと断層が見える独特な景色が目を引きます。


■ 地球の丸く見える丘〜犬吠埼灯台
銚子アリーナを後に犬吠埼に向かいます。10分ほどで「地球の丸く見える丘」に到着です。
まだオープン前なのでポイント登録だけして「犬吠埼灯台」に向かいます。
この灯台も去年の11月に行ったばかりでしたので、今回はポイント登録だけになります。

■ ひこうきの丘〜東峰神社
雨は弱まるでもなく強まるでもなくずっとシトシトと降り続きます。
まだ行ったことのない鹿島神宮にも寄ってみたかったのですが、今回は諦めて
次のポイントのある成田空港を目指します。
前回調子に来た時も雨が降ったり止んだりの天気でしたので、
今度は天気のいい時に改めて訪れてみたいと思います。
成田空港近くの「ひこうきの丘」は、雨に煙る静かな丘。
飛行機の離陸音だけが響く中、鐘のついたハートのモニュメントが雨に濡れて光っています。
観光客もほとんどおらず、少し幻想的な雰囲気です。


ポイント登録を済ませ、近くのWPMポイントになっている「東峰神社」を訪れます。
ここは成田紛争のあった場所で、現在も神社の周りを高いフェンスで囲われ、
ちょっと異様な雰囲気を感じます。
場所としても、空港の真ん中と言っていいところにある一風変わった神社です。
ただ、今は飛行機ビューポイントとして有名になっているようで、
多くの人が訪れる場所になっているようです。

■ 走行距離と帰路
ここで時間は11時。お昼にしようかとも考えたのですが
雨も降り続けていますので今日はこのまま帰宅しようと思います。
空いていれば2時間程度ですので家でお昼にしようと決心し、高速に乗ります。
成田スマートICから東関東自動車道に入り、そのまま湾岸線経由で大井まで進みます。
首都高3号線経由か保土ヶ谷バイパス経由か悩みますが保土ヶ谷バイパス経由を選択します。
多分時間的にはどちらもそれほど変わらないので料金の安い方を選択します。
3連休の初日ということもあり、保土ヶ谷バイパスに入ったところから横浜町田ICで
東名に合流するまで渋滞が続きます。
結局1時間ほど予定をオーバーし、2時ごろの帰宅となりました。
■ まとめ
久しぶりの雨天ツーリングでしたが、思ったより疲労もなく、貴重な体験になりました。
それでもやっぱり「雨の日はできれば避けたい…」というのが本音。
これからは紅葉シーズン。
無職の特権(!)を活かして、平日の晴れた日にのんびりツーリングを楽しもうと思います。
11月末まで日本応援ツーリング、まだまだ続きます!