日本応援ツーリング10日目

バイク

今日は日本応援ツーリングの10日目です。
今回の目的地は浜松市にあるスイーツバンクと、渥美半島の伊良湖岬にある
椰子の実の記念碑、この2か所になります。

また、今回は地元の浜松で以前勤めていた会社の先輩から食事会に誘われていましたので、
そこに日程を合わせてのツーリングとしました。


久しぶりの朝マック(ソーセージマフィン)。
コンビニのおにぎりとかサンドイッチも高くなったので、
朝マックの方が安かったりするなーと思いながら、ちょっと一息ついてスタートです。

7時ごろマックを出て10時過ぎに浜松ICに着いたので、200kmを約3時間で到着です。
途中、由井PAと日本平PAの2か所で一息。

土日は二輪車定率割引が使えるので高速がお得になります。
行きは厚木→浜松、帰りは豊川→厚木南で8170円が5110円になり、35%程度の割引となります。
ところどころ工事で車線規制があったりしましたが、特に渋滞に捕まることもなく
気分良く走ることができました。やはり高速が使えるメリットは大きいですね。


食事会が11:30開始なので、またまたマックで時間潰しです。
コーヒー1杯140円(ちょっと前まで100円だったよな)で落ち着けるのはとてもありがたいです。

食事会は「吉勝」という台湾料理のお店です。わりと有名みたいで、
浜松に住んでいる妹も知っていました。「人の名前みたいな店だよね?」…確かに。

参加者は12名で、私が知っているのは4名でした。
中国の方が5名いて、その中の一人が幹事となりメニューを決めておいていただけました。
次から次へと料理が運ばれてきてびっくりです。
あまり目にしたことなない本場の台湾料理がとても美味しく、
昔話に花が咲きとても楽しいランチになりました。また参加したいですね。


ランチ会の後は、浜松に唯一ある観光応援スポットの「スイーツバンク」に立ち寄りました。
ここはうなぎパイで有名な春華堂のお店と銀行がセットになった施設です。

建物が大きなデスクとチェアー、紙袋になっていたり、
店内にも巨大な文房具などが展示されています。
土曜日の午後ということでかなりの人混みで、入店待ちの列ができるほどでした。
21年4月オープンでもう4年ほど経っているのですが、人気は衰えていないようです。
実家へのお土産にケーキでも買って帰ろうかと思ったのですが、今回はスキップです。


久しぶりに実家に泊まり、のんびりできました。翌朝8時過ぎに出発し、伊良湖岬を目指します。
1号線の浜松バイパスを進み、一度バイクで通ってみたかった浜名バイパスに入ります。

浜名湖の今切口を渡る橋の上から遠州灘と浜名湖が見渡せる景色のいい道路です。
まだそれほど暑くもなく、とても気持ちよく走ることができます。
浜名バイパスに最後に潮見坂道の駅があり、一息ついて渥美半島に入ります。
ここからは、大好きな日本の田舎道が続きます。
また、伊良湖岬が近づいてくると、ちょっと南国風な感じが滲んできます。

岬の高台に大きなホテルが見えてくると、その下に椰子の実の記念碑の
駐車場(10台程度)があります。
車でほぼいっぱいで、ちょっと賑わっているみたいです。
ここに流れ着いた椰子の実を島崎藤村が詩に歌い、それが歌となったことを記念した場所です。
駐車場から坂を下ると椰子の木の下に記念碑があります。


記念碑からさらに階段を下っていくと、「日出の石門」と呼ばれる大きな岩が見えてきます。
長い年月をかけて岩が波で削られ、穴が空いて門のように見えます。
「沖の石門」と「岸の石門」の2か所があり、
西の志摩半島から東に片浜13里(遠州灘まで続く砂浜)を望むことができます。

けっこう多くの家族連れが、砂浜で遊んでいる平和な風景がありました。
ここは、大河ドラマ「どうする家康」の撮影ポイントとしても使われたようで、
桶狭間の戦いから海へ逃げ出すシーンの舞台になったところです。
日の出のときに美しいシルエットを見せるところから日出の石門と名付けられたとか?


椰子の実の記念碑の駐車場から2km眺めの良い道を進むと、
左手に恋路ヶ浜にすすむ分かれ道があります。
少し下ると広い駐車場があり、食事のできる店が10軒近く並んでいます。
ここは大アサリが名物でどこの店でもノボリで宣伝しています。

いつも不思議に思うのですが、こういう観光地では混んでいるお店とガラガラのお店の
2つに別れている気がします。
私もお客さんの入っているお店に入ってしまいましたので、
最初のお客さんをゲットするのが重要なのかもと、ふと思いました。
ここで大アサリを単品で1ついただきました。
1個900円とけっこうな値段ですが、いい味していました。

恋路ヶ浜の命名は古く、江戸時代に『春さめにぬれてひろはんいらご崎 恋路ヶ浦の恋わすれ貝』
といった和歌も読まれていたようです。
その名にちなんで「幸せの鐘」と「願のかなう鍵」があります。

この日はなぜか巨大なレンズをつけたカメラを上空に向けた方が何人か空を眺めていました。
特に何かを撮っている感じではなかったので、何を狙っているか聞いたところ
鷹を撮るといっていました。この駐車場が撮影スポットになっているみたいです。


お昼は近くの伊良湖港にあるいちば食堂にします。
と、ここで椰子の実の記念碑のポイント登録を忘れていたことに気づき、あわてて戻ります。
近くてよかった。本当によく忘れてしまいます。

忘れると言えば、トリシティーはスマートキーなので、メインキーをOFFにしないで
バイクから離れるとピーピー知らせてくれます。
これが、ほとんど毎回OFFにし忘れてピーピー鳴いてくれます。年のせいでしょうか?

それさておき、市場食堂に向かいます。
ここも数キロ圏内なので5分も走れば到着です。
やはり人気のお店のようで、5組ぐらいの待ちになりました。
散歩がてら、お店の裏にある漁港をのぞいてみます。
もう水揚げもすっかり終わって綺麗に片付けられた漁港には、なにか心惹かれるものがあります。

10分ほど待つと店内に案内され、今日は刺身定食にしました。
新鮮なお刺身にアサリの炊き込みご飯、味噌汁、サラダ、オレンジの定食に
3つの小鉢がついてきます。
刺身が新鮮で身がプリプリでとても美味しかったのですが、
さらに小鉢の「海苔の佃煮」と「柚子胡椒ちりめん」がとても美味し買ったです。
思わずお土産にゲットしてしまいました。


お腹も満足したので今日は早めに帰路に着きます。
伊良湖からは259号で豊橋方面を目指します。
大崎ICから前芝ICまで豊橋バイパスを使い、さらに247号を進み豊川ICから東名高速に入ります。
今回は三ヶ日JCTから新東名で帰ることにします。
新東名の方が道が綺麗で走りやすいんですよね。

順調に進んでいたのですが静岡の手前で雨が降り始めます。
わりと強めに降り出してきたので焦り出したのですが、
5分ほどで止んできたのでホッとしました。
高速上での突然の雨は焦りますね。まあ、すぐに止んだので濡れずにすみ助かりました。

その後も順調だったのですが、後少しという秦野中井ICを超えたところで渋滞が始まります。
ここで新兵器?新東名を使います。
伊勢原JCTで渋滞から逃れて厚木南ICまで順調に進むことができました。
ただ、厚木南ICを超えて相模川を渡る手前から渋滞になっているのが見えます。
こんな時は厚木住民でよかったと思える瞬間です。

けっこう長い距離を走りましたが暗くなる前に自宅につきホッとしました。
晩御飯にお土産の佃煮をいただき大満足の2日間でした。


次は三浦半島から東京湾フェリーで千葉へ渡り、銚子、成田方面を回る予定です。
まだまだ続く「日本応援ツーリング」、次回も楽しみです。