日本応援ツーリング5日目

バイク

今日は日本応援ツーリングの5日目。そしてSSTRから始まった3泊4日の旅の最終日となります。
長かったようで、あっという間だった4日間。朝目覚めると、浜松の空はどんよりと曇っていて、雨が降り出しそうな空模様。天気が崩れる前にできるだけ距離を稼ごうと、早めの出発を決めました。

この日は浜松から神奈川の自宅まで、高速道路を利用して一気に帰路につくルート。
とはいえ、ただまっすぐ帰るだけではもったいないので、途中で日本応援ツーリングの
観光応援ポイントをいくつか巡っていくことにしました。


まず立ち寄ったのは、東名高速の「富士川サービスエリア」。
ここでは給油のためにバイクを止めたのですが、表示されていたガソリン価格が
なんとリッター196円! 普段から高くなってきているとは感じていたものの、
これはさすがにインパクト大…。高速道路上のガソリンスタンドはやっぱり割高ですね。

とはいえ、ここ富士川SAからは、運が良ければ富士山の姿を見ることができます。
この日はあいにくの曇り空でしたが、雲の切れ間からほんの少しだけ顔を出した富士山の頭に、
なんだかホッとさせられました。
旅の途中、こういうちょっとした風景に癒される瞬間って、本当に贅沢だなと改めて実感します。


その後は、新東名の新御殿場ICを通って、山中湖方面へ。
こちらは初めて通るルートで、道も新しく交通量もほとんどなく
思いがけず新鮮な気持ちになれました。

山中湖に到着してまず向かったのは「村営山中湖キャンプ場(地球元気村)」。
ここは、日本応援ツーリングの地域応援スポットにもなっていて、
環境活動「にっぽん全国ゴミ拾い」の実施場所でもあります。

ツーリング中に拾った缶ビールの空き缶を、指定のゴミ収集場所へと届けました。
たった一つのゴミかもしれませんが、こうして走りながら少しでも地域や環境に
貢献できる仕組みがあるのは、日本応援ツーリングの魅力のひとつだと思います。

ちなみに、応援活動は今回実施した千里浜と山中湖キャンプ場以外にもう1ヶ所設定されていて、
宮城県では農作業を手伝う「ポップ農作業」なる企画もあるそうです。
いつか機会を作ってそちらも体験してみたいなと、ひそかに考えています。


山中湖から少し走ったところにあるのが「パノラマ台」です。
名前の通り、山中湖を一望できるビュースポットで、自然が目の前に広がります。

天気は依然として曇りがちでしたが、視界は開けていて、山々に取り囲まれた
雄大な山中湖の景色が印象的でした。
平日ということもあり、観光客はまばらで、静かな空気の中で自然を感じることができました。

ここからは明神峠を経由して、小山町方面へ抜けていきます。峠道では木々の間を縫うように走るワインディングが続き、バイク乗りとしてはたまらない瞬間の連続。こういう道を走っていると、身体は疲れていても、気持ちはどんどん前向きになっていきます。


お昼時になり、ちょうどお腹が空いてきたところで、道路沿いに目に飛び込んできたのが
美味しそうな写真付きの「田所商店 秦野店」の看板です。
味噌ラーメン専門店として知られるこのお店で、今回は信州味噌のラーメンをいただきました。

コクのあるスープに、もっちりとした麺。そして何より、分厚くカットされたチャーシューが絶品!
旅の疲れがじわじわと出てくるタイミングでしたが、この一杯で見事にエネルギーチャージ完了。
身体が温まり、また走り出す活力を取り戻すことができました。


秦野からは見慣れた市街地へと入り、信号の多い道をゆっくりと走りながら、自宅へと向かいます。
午後2時過ぎには無事到着。
久しぶりに帰る我が家の玄関が、今日はなんだか特別なものに見えました。

今回の旅では、3泊4日でなんと約1,500kmを走破。
我ながら驚きつつも、体力的には思ったよりも疲労は少なく、
以前よりずいぶんツーリング慣れしてきたなと実感しています。


今回の日本応援ツーリング&SSTRの旅は、無事に完走することができました。
たくさんの風景、人、味との出会いがあり、やっぱりバイク旅はいいなと心から思える時間でした。

さて、休む間もなく、次は坂東三十三観音めぐりのラストスパートを予定しています。
まだまだ走りたい道は尽きません。これからも“応援”しながら、
自分自身も元気をもらえる旅を続けていきたいと思います!