最乗寺参拝と春の足柄ドライブ

御朱印

今日は自宅が一日断水になるということで、「それなら思い切って外へ出てしまおう」と、
久しぶりにしっかりドライブに出かけることにしました。
せっかくの春の陽気、どうせなら季節を感じられる場所がいい。
そう考えて選んだのが、天狗伝説と関東屈指のパワースポットとして知られる最乗寺です。

さらにこの時期は桜シーズン真っ只中。参拝とあわせて花見も楽しめるルートを組み、
足柄から小田原にかけての春ドライブへ出発しました。


断水が始まる直前の朝9時前に出発。
道路も比較的空いていて、気持ちのいいスタートです。
東名高速を走りながらふと視線を上げると、まだ雪をまとった富士山がくっきりと見え、
思わずテンションが上がります。
やはりこういう景色を見ると、「今日はいい一日になりそうだ」と感じますね。

大井松田ICで降り、県道78号へ。
そこからは大雄山方面へ向かってひたすら真っ直ぐ進みます。
最初はのどかな市街地が続きますが、大雄山駅を超えると徐々に山の気配が濃くなっていきます。

そして現れるのが、朱塗りの荘厳な導了仁王門。
ここが最乗寺の入口ともいえる場所で、この門をくぐると一気に空気が変わります。


仁王門を過ぎると、そこから先は本格的な山道。
くねくねとした坂道を約5kmほど登っていきます。
車なら10分足らずですが、標高が上がるにつれて周囲は杉林に囲まれ、
まるで別世界に入っていくような感覚になります。

ちなみに地元の学校では、この道を遠足で歩いて登ることもあるそうで、
なかなかハードなコースです。想像しただけで少し尊敬してしまいます。

やがて駐車場に到着。車を降りた瞬間、ひんやりとした空気と静寂に包まれ、
「ああ、いい場所に来たな」と実感します。


駐車場から少し下っていくと、苔むした石段の中腹に出ます。
この石段がまた見事で、長い年月を感じさせる風合いがなんとも言えません。
もしこれを下から登るとしたら…と考えると、なかなかの試練になりそうです。

少し進むと、瑠璃門へと続く階段が現れます。
この門をくぐると、いよいよ境内の中心部へ。

視界が開けた瞬間に目に飛び込んでくるのが、大きく立派な本堂。
広々とした境内と相まって、そのスケール感に圧倒されます。
観光地としても有名ですが、それ以上に「修行の場」としての空気が
しっかりと感じられるのが印象的です。


境内をゆっくり歩いていると、黄色い袈裟を身にまとった僧侶の方々が
次々と本堂へ向かっていきます。どうやら何か特別な行事がある様子。

気になりつつも、まずは本堂の前で参拝へしていると、
「どうぞ中でご覧ください」と声をかけていただきました。

せっかくの機会なので中へ入ると、整然と並ぶ僧侶の姿。
しばらくすると太鼓の音が響き、厳かな雰囲気の中で式典が始まります。

後で知ったのですが、今日3月27日は開山であり了庵慧明禅師の命日にあたる
「開山忌法要」。まさに特別な日に偶然訪れていたようです。

静寂の中に響く読経と太鼓の音、そして整然とした動き。
普段なかなか見ることのできない光景に、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。

ちなみにこの本堂は、アニメ『銀魂』関連の映像作品にも登場しているそうで、
銀魂 新訳紅桜篇の世界観にも通じるような、どこか非日常的で幻想的な雰囲気を持っています。
https://www.youtube.com/watch?v=FRO9n3JQaRE


最乗寺といえば外せないのが天狗伝説。
開山の弟子である道了尊者は、師の死後に天狗となって飛び去ったとされ、
その後もこの地を守っていると伝えられています。

境内の奥へ進むと、神秘的な空気がさらに濃くなっていきます。

その途中にあるのが金剛水堂。
ここでは道了様が掘った井戸から湧き出たとされる霊水をいただくことができます。
この水は病を癒す力があるとも言われており、冷たく澄んだ味わいがとても印象的。
もちろん一杯いただき、体の内側からリフレッシュした気分になりました。

さらに進むと、天狗像が守る結界のような門が現れ、その迫力に思わず足を止めてしまいます。
大きな扇が彫られた扉も見どころのひとつです。


その先にある三面殿では、三面大黒天が祀られています。
さらにその脇には、樹齢600年以上とも言われる杉の巨木が3本並んでいます。

この3本の中央に立つとパワーをもらえると言われているそうで、
しっかりとその場所に立って深呼吸。
静かな森の空気と相まって、確かに何かエネルギーを感じるような気がします。

ここから先には奥之院へ続く300段以上の階段が待っていますが、今回は無理せずパス。
次回は紅葉の季節に、しっかり準備して挑戦したいと思います。

帰り際には、世界最大級とも言われる和合下駄を見ながら境内を後に。
最後に御朱印をいただきましたが、達筆でとても美しく、良い記念になりました。


参拝のあとは、お楽しみのランチタイム。
向かったのは道の駅 足柄・金太郎のふるさとです。

以前SSTRの際に訪れたことがあるのですが、その時は早朝で施設が開いておらず、
今回がリベンジ訪問。

金太郎の可愛らしい像に迎えられながら、レストランへ。
注文したのは「金太郎の小丼定食」。ウニとろ牛丼と地魚丼のセットという、
ちょっと贅沢な組み合わせです。

ひと口食べて思わず「これは当たりだ」と感じる美味しさ。
ボリュームも程よく、満足度の高いランチになりました。
食後のコーヒーも香りがよく、ゆったりとした時間を楽しめました。


続いて向かったのは「幸せ道」と呼ばれる桜スポット。
期待していたのですが、訪れたタイミングが少し遅く、すでに見頃は過ぎた様子。

地面には花びらが敷き詰められ、いわゆる“桜の絨毯”状態。
これはこれで風情はありますが、やはり満開の景色も見てみたかったところです。


気を取り直して、小田原フラワーガーデンへ移動。

こちらも桜はまだ咲き始めといった感じでしたが、その分チューリップなどの
花々がとても華やかで、園内全体が春らしい彩りに包まれていました。
キッチンカーも出ていて、ここでのんびり過ごすのも良さそうな雰囲気です。

さらに歩いていくと諏訪の原公園とつながっており、展望広場からは
小田原の街並みを一望できます。
天気もよく暖かかったため、ベンチに座っているうちに思わずウトウト…。
こういう何気ない時間が、実は一番贅沢なのかもしれません。


帰宅前には、平塚にある湯の蔵ガーデンへ。

約2年ぶりの訪問でしたが、露天風呂のテレビがなくなっていたり、
岩盤浴が充実していたりと、少し変化もありました。
それでもゆったりとしたお湯は健在で、しっかりと疲れを癒すことができました。

最後ははなまるうどんで今回はうどん5玉のMEGAつけ麺を食べて帰宅。
私以外の3人は小にしてもらい、みんなで分け合ってなんとか食べ切ることができました。
シンプルながら安定の美味しさで、締めにぴったりです。


今回の走行距離はちょうど100km。
参拝、グルメ、花見、温泉と、バランスよく楽しめる充実した一日となりました。

最乗寺は歴史や伝説だけでなく、自然の美しさや空気感そのものが魅力的な場所。
訪れるたびに違った表情を見せてくれそうです。

次回はぜひ紅葉の時期に再訪し、奥之院までしっかり登ってみたいと思います。
そんな楽しみを残しつつ、今回の春ドライブは大満足の締めくくりとなりました。


項目詳細金額
初穂料最乗寺500
食事(道の駅 金太郎のふるさと)金太郎の小丼定食2,695
ETC(東名高速)厚木→大井松田780
ETC(小田原厚木道路)小田原東→小田原本線320
ETC(小田原厚木道路)小田原本線→平塚東320
合計
4,615