映画 爆弾

映画

今日は前から気になっていた映画「爆弾」を見に行きました。
せっかくなので、ドリンク付きチケットを選んで少し贅沢モードに。
もちろん相棒はキャラメルプレッツェルのポップコーン。
この甘じょっぱコンビ、まるで映画館が生んだ暴れん坊スイーツ部隊で、
始まる前からテンションをくすぐってきます。

さて、本編。
物語のメイン舞台はほぼ取調室。
ただ、その閉ざされた空間が息苦しくならないのは、
爆弾犯と刑事たちのやり取りの温度が絶妙だから。
じりじりと煮詰まっていく会話劇の合間に、
ひょっこり差し込まれる外の動きがアクセントになっていて、
観る側の集中力が切れないままラストへ引きずり込まれました。

爆弾犯を演じた佐藤二朗。
あの柔らかい雰囲気の奥に、ふっと狂気の刃をのぞかせてくる感じが見事。
ニコッと笑ってるのに、どこか底が見えない。
そのアンバランスさが取調室の空気をじわじわ温めたり冷ましてきたり。
個性の違う刑事3人とのやり取りも、それぞれのリズムがあって面白く、
会話だけでこんなに緊張感と面白さを作れるのか、と感心しました。

そして伊藤沙莉。
彼女はまるでストローミントのように場をすっと軽くしてくれる存在で、
程よく張った緊張の膜を、ふっと優しくなでる役割を果たしていました。
作品のバランスが持っていかれないのは、あの“清涼剤”があったからこそ。
最後まで目を離さず、終わってみれば心地よい余韻を残す一本でした。


映画の余韻がまだ胸の奥でぷすぷす灯っているうちに、
30分ほどドライブして前から気になっていた大判焼き屋さんへ向かいました。

ただ、ここは注文してから焼くスタイル。
「お待ち時間30分になります」と言われ、
空腹のアラームがピピッと鳴ったので、すぐ近くの『びっくりドンキー』へ避難。

びっくりドンキー…5年ぶりくらいでしょうか。
懐かしい木のメニューではなくタブレットでの注文、ふと時の流れを感じます。
頼んだのはチーズダッカルビ風バーグディッシュのMサイズ。
ピリ辛ソースとチーズのとろけるタッグが思った以上に強くて、
気づいたらスプーンが休まず働き続け、あっという間に完食。
満腹メーターは一気にMAXへ。

そのまま大判焼きを受け取りに戻ると、
香ばしい甘い香りが袋越しにもふわっと広がってきて、
「買いすぎたかな…?」と思いながらも、調子に乗って5種類購入。
お腹がいっぱいだったので、今日の夕飯は軽く
ポテサラとハムチーズに決定。
残りは明日の小さなご褒美タイムにまわします。

映画とドライブと甘い戦利品。
どれも静かに、でもしっかり心を満たしてくれる一日になりました。