今日は、久しぶりに近場でお散歩ツーリングをしてきました。
10月も半ばを過ぎ、空気がぐっと澄んできて、ようやく秋らしい気候に。
バイクで走るのにも心地いい季節になりました。
今日は遠出せず、神奈川の名道・ヤビツ峠方面へ。
短い時間でしたが、秋の始まりを肌で感じるようなツーリングでした。
■ ヤビツ峠へ ― 日本応援ツーリングのヒントをもとに
今回の行き先を決めたきっかけは、「日本応援ツーリング」のWPMヒントにあった一文。
「神奈川のイニシャルD最終ステージ。ギャラリーコーナー。」
この言葉から、私はすぐにヤビツ峠を思い浮かべました。
峠好きの間では“神奈川の聖地”ともいえる場所で、浅間神社のカーブ付近はまさに
「ギャラリーコーナー」と呼ばれている有名スポット。
これは間違いないだろうと思って現地まで行ったのですが……
結果は残念ながら“からぶり”でした(笑)。


■ 通行止めで途中まで
さらに残念だったのは、ヤビツ峠の入口付近で「通行止め」の看板を発見したこと。
どうやら「塩水橋」から「旧金沢キャンプ場」までの区間で土砂流出が発生し、
バイクはもちろん、自転車や歩行者までも通行不可になっているようです。
せっかくの快晴ツーリングだったので、とりあえず途中まで走って、
以前も立ち寄った「きまぐれ喫茶」まで行ってみました。
ここは峠の途中にある可愛らしいカフェで、以前から気になっているのですが、
今回もまた「CLOSE」の札が。
どうもなかなかタイミングが合いません。次こそ開いていてほしい…!

■ 名水「胡麻屋敷の水」でひと息
帰り道の途中、「胡麻屋敷の水」という湧き水スポットがあるのを思い出し、
立ち寄ってみました。
ここは地元の方々にも人気のようで、駐車スペースには次々と車がやってきて、
水を汲んでいく人の姿が。透明で冷たく、手ですくって飲むと柔らかい口あたり。
せっかくなので、ペットボトルに少し汲んで持ち帰り、家でコーヒーを淹れてみました。
気のせいか、いつもの豆が少しまろやかに感じられ、
なんとなく“ご褒美の一杯”のように美味しかったです。


■ 菜の花台展望台で秋の景色を満喫
天気も良かったので、最後に菜の花台の展望台に立ち寄りました。
ここはヤビツ峠の途中にある絶景ポイントで、相模湾を一望できます。
今日は空気が澄んでいたこともあり、三浦半島から伊豆半島までの海岸線がはっきりと見え、
さらにその向こうには見事な富士山の姿がうっすらと見ることができました。



紅葉はまだ少し先のようで、木々はまだ青々としていましたが、
あと1か月もすれば峠道全体が赤や黄色に染まることでしょう。
その頃にまた走りに来ようと思います。


■ まとめ
今回は、思いがけず通行止めに阻まれ、目的地までは行けませんでしたが、
それでもヤビツ峠の秋の空気を感じる良いお散歩ツーリングになりました。
峠の風、湧き水の冷たさ、そして菜の花台からの絶景。
どれも短い距離の中に凝縮された“小さな旅”のようでした。
次は、通行止めが解除された頃に、宮ヶ瀬ダム方面まで走ってみたいと思います。
そのときは「きまぐれ喫茶」が開いていることを願いつつ──。